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2011/01/12の日記(その1):えちごコラリアーズ練習

伊東恵司音楽監督を初めて迎えた、えちごコラリアーズ練習に参加。とても濃密なレッスンでした。

そのときの模様を綴ってみます。メモは控えず記憶だけで書くので、遺漏や間違いが混ざっているかもしれません。また、伊東音楽監督は京ことばで話しておられましたが、ここでは共通語に変換してます。


お仕事を早々に切り上げ、17時53分発・上越新幹線MAXとき333号に飛び乗る。

時刻表通り(それでも遅刻確定。事前に連絡はしておいたが)に新潟駅に到着、贅沢にもタクシーで、りゅーとぴあへ急ぐ。


18時半過ぎに第4練習室に入ったら、レッスン本編に突入して間もなかった模様。伊東音楽監督がホワイトボードマーカーのふたをカチカチ開閉しながら「合唱で大事なことの一つは耳。歌うとき他の人の声を聞く余裕が必要」と説明しておられた。

そのあと声を出す練習をしたが、発声法よりも「聞くこと」についてのトレーニングを主とするメニューであった。

まず2〜3人組になり、向かい合ったり背中をくっつけあったり肩を寄せ合ったりしつつ、短いフレーズを交互に歌う。歌いながらパートナーの息遣いを感じようということだが、なかなか難しい。フレーズ内での音高のピークに向かって息のスピードを加速してゆこうという指示も出た。

続いて「合唱の構成要素はハーモニーとカノン」ということで、3〜4人組になり、ド・ミ・ソから成る短いフレーズを輪唱。歌詞を受け渡したり、終わりの音を各人で変えて長和音を鳴らしてみたり。

コダーイシステムによるハンドサインの手ほどきもあった。ハンドサイン初体験のせきにとっては新鮮。先ほどの3〜4人組で、ある組は同じキーでド・ミ・ソを歌い、別の組はミをドに読み替えて(音楽監督いわく「こういう読み替えをしやすいことがハンドサインの真骨頂」)移調したド・ミ・ソを歌うということもやった。3グループあったので途中から増三和音の平行移動という音空間になった。

合間合間に、ハーモニーづくりに関する事例紹介。なにわコラリアーズの演奏技術が向上したのは某楽曲で一つ一つ和音を確かめる練習をしたことがきっかけだとか、関西学院グリークラブの練習場に張られているハーモニーの構成要件とか。

音楽監督の発声スタイルはパート問わず「なるべく頭声のみで」。どこのパートを歌っても同じトーンできっちりハモれるのが理想とのこと。

耳のトレーニング終盤だったか、せきともう一人が指名され、せきの出す根音にもう一人が完全5度を乗せるというデモンストレーションもあった。

以上を19時50分くらいまで丁寧に。「今日やったような耳を使うトレーニングを続けていけば、1年後には相当な合唱団になる。それだけの可能性を秘めている。ただし花が開くかどうかはあなたたち次第」とのこと。


休憩に入ってすぐ、音楽監督に呼び止められ出身団体などを聞かれた。答えたところ、いつごろの世代か尋ねられ、せきの1年後輩にあたるなにわコラリアーズメンバーの名前を出した。

「いい声」とお褒めにあずかりもしたが、音楽監督が「合唱はチームプレイ」と繰り返しておられたことを踏まえると、むしろスタンドプレイにならないように気をつけねばと思う。


20時から「Bushes and Briars」「八木節」を一度通し、そのあと各曲についてポイントポイントを指導いただくという練習。

「Bushes and Briars」でいただいたご指導は、三和音を男声4部合唱で歌うための心得(適切なパートバランスなど)とか、前半のカノン練習でやったパート受け渡しを応用するとか、英語発音のさばき方に関するtipsとか、ダイナミクスや譜割りを手掛かりにフレーズの大小を歌い分けようだとか。

途中からテンポがもたってしまった「八木節」でのご指導は、5度とか、拍節感とか、dah-da-da省コスト化の提案とか、フレーズの様態に応じた歌い分け(せきは多田武彦先生のメソッドを連想した)とか。


音楽監督が一つアドバイスを出すごとに、出てくるサウンドがみるみる変わるのがわかる。その反応の良さに音楽監督は驚いておられた。ただ、個人的にはむしろ、練習で学んだことがリセットされないようにせねばと自戒したい。


休憩入り間際と、曲の練習が始まって間もなく、レディースクワイヤJuneのメンバー計2名が来訪。Juneが6月にやる演奏会の共演団体としてえちごコラリアーズが適切かどうか品定めにいらしたのだ。吉と出るか凶と出るか。


伊東音楽監督の音楽づくりメソッドはシステマティックで、どんな指示にも理屈の裏付けがある。ご本人いわく「練習でやることの一つは、とっ散らかった要素を整理していくこと」。せきの経験に照らすと、立教グリー現役およびOB男声合唱団時代にご指導いただいた北村協一先生や高坂徹氏の練習をしばしば思い起こし、懐かしかった。

大学生時代に音楽監督のステージを経験している藤田代表は「大学合唱団で振っていただいたときより、ずっと踏み込んだ指導をしている!」と嘆息していた。


練習後もまだまだ盛りだくさんの出来事があったけど、ここでいったん一区切り。続きは稿を改めて。

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