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2011/02/26の日記:えちごコラリアーズ練習

いつもより早く、16時から新潟市西地区公民館にて、えちごコラリアーズ練習。長野県を拠点に活動する若手合唱指揮者・近藤基先生をお招きしてレッスンを受けた。

近藤先生は藤田代表からの紹介。tek310指揮者とは、昨年の第2回若い指揮者のための合唱指揮コンクール本線出場者という共通点がある。さらに、えちごコラリアーズ団員のおひとりが、そのコンクール優勝者のお父上であらせられることが分かる。世間は狭いものだ。


練習は、前回音取りしたばかりの「虹」を1回通すことから始まった。

続いて小一時間、松下耕作曲「合唱のためのたのしいエチュード」第1巻の1曲目「あめ」を通して、お互いの声部を聴きあいつつ自分たちの歌声を調整しつつの円環を繰り返すことによるアンサンブルについて、講義と実践を組み合わせながらみっちりトレーニングする。

休憩後、小一時間、「合唱のためのたのしいエチュード」第1巻から「ゆきがとける」によるレッスン。ここでは、ハンドサインや階名読みの手ほどきを軸に進められた。

ふたたび休憩をはさみ「虹」レッスン。発語について様々なアプローチで掘り下げたり、楽譜に書いてあることがなおざりに扱われているポイント(特にダイナミクス)を修正したり。


近藤先生は「合唱のためのたのしいエチュード」レッスンでは立って、ホワイトボードにいろいろ書きながら、時々エピソードトークやセルフボケツッコミを交えつつの指導。「虹」レッスンではパイプ椅子の背もたれ部分に、コントラバス奏者が専用の椅子を使うがごとく腰を掛けたりもしていた。

その指導は、様々な観点からポイントを突くものがてんこ盛りで、一つ一つ腑に落ちる。練習やリハーサルというより、レッスンや講習のほうが近いような感覚をおぼえた。特に、声帯を振動させずに呼気だけで歌うレッスンは目から鱗。「母音なしで子音を拍いっぱい引っ張ること ≠ 無声化」とは!!


レッスンで出た発言のうち、印象に残っているものをアトランダムに記しておく。言い回しなどは大幅にパラフレーズしてしまったが、主旨は歪めていないつもり。

  • 「移動ドは道具。適切な場面で使うと協力だけど、万能ではない。たとえば、いま自分が練習している三善晃編曲『黒人霊歌集』みたいに移動ドでは対応できない曲もある」
  • 「ペットボトルを一緒に吹き鳴らす遊びをやってみたことがある。同じ大きさのペットボトルを2本用意して片方を空にし、もう片方の水の量を調整してピッチを変えてゆくと、完全5度ができたときすごく感動したものだ」
  • 「鼻濁音とは鼻腔に共鳴させる子音」
  • 「合唱では、しばしば話し言葉のイントネーションと違う音型・リズムを歌うパートや箇所がある。その箇所こそが歌手・楽曲の持ち味となる」
    (せきはこれを聞き、伊東音楽監督が「『いつからか野に立って』の鍵はBassにある」とおっしゃっていたのを連想した)
  • 「話し言葉のイントネーションと異なる音型・リズムの扱いが最もうまい歌手が誰かと言えば、自分は宇多田ヒカルだと思う」
  • 「臨時記号をすべてなくして『虹』を演奏してみると、腹が立つほどつまらぬ曲に劣化してしまう」
  • 「どこに虹が出ていたかイメージしながら歌うことは大事。ただし同一のイメージを皆で共有することはなく、むしろ個々人で異なっていて構わない」

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