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2014/12/21の日記:新大室内合唱団第33回定期演奏会

新大室内合唱団、通称「カンマー」の第33回定期演奏会を聴きに新潟ユニゾンプラザへ出かけてきた。前に聴いたのは第30回で、3年ぶり。


チケットは新潟大学合唱団OBの永井さんに、同団定期演奏会のと併せて手配をお願いした。ところが大雪により郵便配達が何日も遅れ、受け取りがギリギリになってしまった。郵便局への問い合わせも含め、たいへん御面倒かけました。


全体としての感想から先に書く。演奏そのものは至極きちんとしたものだったが、進行とかマネジメントとかいった方面で首をかしげたくなるところがあった。

そのひとつは、パンフレットで、指揮者・ピアニストのお名前が演目一覧の隅っこにまとめて列挙されている程度で、どなたがどの曲を指揮するなりピアノを弾くなりするのか明記されていなかったこと。聴衆に対していささか不親切ではと思った。指揮者やピアニストが演奏会全体で一人きりだったらその方式でも問題はないし、そうでなくてもチラシだったら告知媒体でしかないから情報量削減もありなんだけど。場内アナウンスも開演と休憩前後だけで、ステージ前の曲目紹介はされず。

そんなわけで本記事ではピアノと共演したステージについてピアニストのクレジットを割愛します。だって、パンフレットには田口侑果さん・近藤真代さんのお名前が記してあるだけでしたから。

I. アカペラステージ

Salve Regina
作曲:Josquin des Prez
指揮:箕輪久夫
Quatre motets pour le temps de Noel
作曲:Francis Poulanc
指揮:箕輪久夫

演奏会の始まりは2014年度全日本合唱コンクール課題曲G1。ちょっと固めだったかしらん。

続いて「クリスマスのための4つのモテット」全曲。プーランクの洒脱さがにじみ出ていた演奏と思った。

II. ジャズステージ

A Litter Jazz Mass
作曲:Bob Chilcott
指揮:高岡健太(3年)、渡邉栞(4年)

新潟県合唱祭「夏の交歓演奏会2014」では箕輪先生がタクトを取ったので今回もそうかなと思ったら、学生指揮者が登場したので驚いた。

今回は「夏の交歓演奏会2014」に引き続き、ピアノとの共演によるミサ全曲。「ジャズステージ」というより「現代宗教曲ステージ」のほうが適切そうな趣だったかな。

KyrieとGloriaを演奏したところで指揮者の高岡くんが指揮台を降りた。おやと思ったら、Sanctus以降は指揮者が渡邉さんに交替。オムニバスの曲集だったらともかく、ミサ曲みたいな通貫性の強い単一組曲だと指揮者が途中で入れ替わるのはいかがなものであろうか。

III. アラカルトステージ

  • 北風小僧の寒太郎(混声+ピアノ)
  • Walking in Winter Wonderland(混声無伴奏)
  • ペチカ(男声+ピアノ)
  • O Tannnenbaum(女声無伴奏)
  • ありのままで(混声+ピアノ)
  • なごり雪(混声+ピアノ)

パンフレットでは、お楽しみということで演目など一切シークレットになっていた。実際は冬や雪を題材にした曲を集めた演出付きステージ。指揮は、1曲目と終曲は渡邉さん、2曲目と5曲目は高岡くんが振り、同声の2曲は指揮者なしだったように記憶。

曲間、寒太郎という登場人物を狂言回しにした寸劇が挟まる。「なごり雪」演奏後に寒太郎が別れを告げるというしめくくりだが、それが終劇ということが客席に伝わっていなかったようで、寒太郎が去っても客席から拍手が出ることはなく「あれ、終わったの?」みたいな空気が漂うのみ。カーテンコールを入れたほうがよかったのでは。

あえて苦言を呈すると、本記事の最初に書いた演奏者名クレジットの件もそうだが、どうも観客・聴衆の視点で自分たちのパフォーマンスを客観視するということが不足していたのではないかと感じられる。

IV. 松下耕ステージ

静かな雨の夜に(混声合唱とピアノのための組曲『静かな雨の夜に』第5曲)
作詩:谷川俊太郎/作曲:松下耕(以下も同じ)
指揮:箕輪久夫(以下も同じ)
三京ぬ後(混声合唱のための組曲『奄美諸島の四つの島唄』第4曲)
たったいま(混声合唱とピアノのための組曲『すこやかに おだやかに しなやかに』第4曲)
作詩:谷川俊太郎
一詩人の最後の歌
作詩:Hans Christian Andersen/訳詩:山室静

松下耕氏による合唱曲を箕輪先生が取り上げるのは今までありそうでなかったように思う。箕輪先生が振る松下作品は、歌を慈しみつつサウンドを楽しみつつというありかたが前面に出るような感じ。

この記事を書くために確認していて気づいたのは、すべて組曲の終曲であるということ。「一詩人の最後の歌」は混声版だと単品なのだが、もともとは女声合唱とピアノのための『愛の詩集』という組曲に収録されていて、やはり終曲である。起伏の激しさを考慮したチョイスかな?

エンディングは、山田ゆきえ作詩/佐藤さおり作曲「またね」ピアノ付き版を箕輪先生の指揮で。恒例の選曲である。

出演者、スタッフ、来場者の皆様、お疲れ様でした。厳しいことを書いてしまったが、気を悪くした際はご容赦を。


演奏会を終えて駐車場に戻ると、会場に着くちょっと前から降り始めた雪が数センチ積もっていた。

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