blog.合唱アンサンブル.com

せきと申します。ウェブサイト「合唱アンサンブル.com」を動かしております。

ステージ出演予定などは告知カテゴリをご覧ください。

2015/05/10の日記:合唱団ユートライ&混声合唱団鈴優会ジョイントコンサート

合唱団ユートライ混声合唱団 鈴優会のジョイントコンサートを聴きに、新潟市音楽文化会館ホールへ出かけてきた。

アカデミックな要素と和やかさが共存した演奏会だったように思う。出演者・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。


かつて「名島先輩 → 名島先生」という記事で鈴優会さんの創設経緯(現在、団のプロフィールでは触れられていない内容)などを記したことがある身としては、いま同団がどういう活動をしているのかという興味や、もしかしたら大学時代ちらっとでもご縁になったことのある方に会えるかなという期待をもって、演奏会に足を運んだ。


今回はマイカー移動。往路、某家電量販店に寄り道して母の日のプレゼントを探し求めていたら想定以上に早く時間が過ぎ去ってしまい、会場入りしたのは開演数分前。


オープニング:両団団歌

鈴優会団歌「鈴の音のハーモニー」
作詩:鈴優会/作曲:堀内貴晃
指揮:池田大樹/合唱:混声合唱団鈴優会
合唱団ユートライのうた(初演)
作詩・作曲:関根京子/編曲:名島啓太
指揮:佐藤匠/合唱:合唱団ユートライ

大学合唱団のジョイントコンサートでいうところのエール交換。このステージだけ団内指揮者が振った。

「鈴の音のハーモニー」は11年ほど前に委嘱初演された団歌。「合唱団ユートライのうた」は団の創立当初に当時のメンバーが書いた原曲を、約30年の時を経て今回の演奏会を機に名島先生が編曲したもの。どちらも団歌にしてはやや凝った曲。

なお、名島先生は作曲や編曲も手がける人で、今年の鈴優会さんの定期演奏会で書き下ろし新作が初演される予定だとか。

第1ステージ:ブルックナーのモテット

作曲:Anton Bruckner
指揮:名島啓太/合唱:2団体合同(以降も同じ)
  • Locus Iste
  • Ave Maria

合同演奏という機会を生かして、声部が多い合唱曲を演奏しようという企画。

名島先生の音楽作りは、個々の曲の部分が全体の中でどういう役割を果たすかを踏まえるもの。みなが全体像を見渡して演奏するから聴衆へ物語が明確に伝わる。このステージみたいに重厚な曲でも胃もたれさせず、きちんと聴き手がサウンドを消化できる。

第2ステージ:バッハの2群合唱

作曲:Johann Sebastian Bach
  • Ich lasse nict dich, du segnest mich denn (BWV Anhang 159)
  • Komm, Jesu komm (BWV 229)

第1群と第2群を別々の合唱団が担当。今回は同じ指揮者が率いるだけあって両群の響きは相通ずるところが多く、違和感なく聴き進めることができた。

また、曲の様式感も適切に聞こえ、いかにもバッハという雰囲気だった。

第3ステージ:日本のうた


  • 合唱:両団女声合同(作詞:竹島羽衣/作曲:滝廉太郎/編曲:信長貴富)
  • 見上げてごらん夜の星を
    合唱:両団男声合同(作詞:永六輔/作曲:いずみたく/編曲:秦実)
  • 村の鍛冶屋
    合唱:両団女声合同(作詞・作曲:不詳/編曲:信長貴富)
  • 男声合唱組曲『雨』より 雨
    合唱:両団男声合同(作詩:八木重吉/作曲:多田武彦)
  • みかんの花咲く丘
    合唱:両団女声合同(作詞:加藤省吾/作曲:海沼実/編曲:信長貴富)
  • 斎太郎節
    合唱:両団男声合同(宮城県民謡/編曲:竹花秀昭)
  • 『Furusato 故郷 〜5 Arrangements of Japanese Songs』より Furusato 故郷
    (作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一/編曲:Bob Chilcott)

舞台の袖付近と奥には椅子が並び、演奏しないパートの人が座った。曲間では女声と男声が着座のために入れ替わったわけである。せっかくのオムニバスステージなのだから入れ替わり時間にMCで曲解説を挿入してはとも思ったが、そうしたら歩いたり椅子に座ったりする物音がMCの妨げになりそうで、難しいところ。

女声合唱曲は編曲集「ノスタルジア」からのチョイスですね。

男声合唱曲はカワイ出版「グリークラブアルバム」収録曲というより、指揮者の名島先生が伊東恵司先生と共同で著した「学生合唱のためのスチューデントソングブック」に、このステージでは唯一合唱曲として書き下ろされた「雨」を加えたものというほうが状況に即しているかも。

しめくくりの混声曲は田園風景を描いた編曲。でも「2011年3月の東日本大震災と津波による犠牲者の方々への追悼の為に」というサブタイトルを知ると、編曲で描かれる景色が、災害であらゆる建物が倒壊したり流されたりして荒涼としたものに変貌する不思議。

第4ステージ:ラインベルガーの2群合唱

Messe in Es op.109 “Cantus Missae”
作曲:Josef Gabriel Rheinberger
  • Kyrie
  • Gloria
  • Credo
  • Sanctus
  • Benedictus
  • Agnus Dei

演奏形態は第2ステージに同じ。最終ステージにふさわしい選曲だったと思う。

周囲の方々の反応を拝見すると、ラインベルガー作品の実演に接する機会を持てたことに対する喜びが大きかったようである。

アンコール

作詩:三好達治/作曲:木下牧子

エンディングは合同での混声4部合唱で、クロージングの定番。


終演後、出演者のみなさんがロビーに出て来場者の見送り。名島先生にご挨拶した際「鈴優会さんのメンバーもすっかり入れ替わったのですね」と申し上げた。


公共交通で来たという合唱仲間の永井さんをマイカーに乗せ、三条市のお住まいまで送ったのち、そのまま帰宅。

コメントする

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.


    ケータイ利用者さまへ

    当ブログは携帯電話から直接アクセスできます。コメントも可能です。

    なお、アクセントやウムラウトが付いたアルファベットや「髙(ハシゴ高)」などの文字を正しく表示できない携帯電話端末が存在するので、そういう文字は代替表記しています。

One in a Million Theme by WordPress theme