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ドラマ「表参道高校合唱部!」のこと(その6)現役部員ではない人々編

今年7〜9月クールにTBS系で放映された金曜ドラマ「表参道高校合唱部!」について、いろいろ書き連ねています。シリーズ連載の趣旨は「(その0)はしがき・目次・関連リンク集」をお読みくださいませ。

今回は「女子部員編」「男子部員編」で取り上げなかった人たちの話です。ネタバレぽい記述を含みます。でも物語の根幹は避けたつもり。

この記事のタイトルには若干の語弊があるんですけど、ほかに適切なものを思いつかず……。


香川雄司(川平慈英さん)

主人公・真琴の父親。小豆島に引っ越してうどん屋を始めた理由については劇中で語られませんでした。

川平さんはもともとミュージカル俳優で、その歌声はTVだと「ヘパリーゼ」CMなどで耳にしている人も多いはず。そんなわけで歌うシーンはいっぱい出てきます。

最終回で、真琴に促され、しばらくためらったのち「愛の歌」を歌い始めるシーンがあります。「愛の歌」そのものは第7話終盤から断片的に流れますが、くだんのシーンで雄司が歌ったのは、それまで劇中に出てこなかった二重唱バージョンや中島美嘉バージョンではオンエアされなかった歌詞でした。第8話で真琴が鈴木有明教諭に高校生時代の雄司(千葉一磨さん)が歌う「愛の歌」の映像を見せて採譜を頼むくだりがあって、有明が真琴に楽譜を渡す際「よく聞き取れなくて耳コピできなかった箇所がある」と言うのですが、このセリフは前述したシーンの伏線になっています。(2015/11/22追記:問題の歌詞は冒頭の1小節だけ第8話で流れています。音楽準備室で映写している8ミリ映像の中で若き雄司が歌っています)

香川美奈代(堀内敬子さん)

主人公・真琴の母親。雄司と結婚してから撮影した家族写真が最終回で何枚も流れますが、年を追うごとに美奈代の顔つきが齢を重ねています。

歌うシーンはいっぱい出てきます。堀内さんはもともと劇団四季で活動していた人ですが、近年はTVだと歌わない演技の仕事が多く、少なくとも私は歌う堀内さんを初めて見ました。最終回で現役合唱部員と一緒に歌ったら、女声パートが堀内さんの声で染められていたような。

第7〜9話で、雄司と美奈代の高校時代の同級生・内田勇輝役で石丸幹二さんが出演します。石丸さんと堀内さんは劇団四季に在籍していた期間が重なっていて、この二人が一緒に歌うシーンはミュージカルが好きな人にとって垂涎ものだったらしいです。

若き美奈代(佐藤玲さん)

脚本やスタッフロールに役名として記されているのがこれです(高校生時代の雄司も同様に「若き雄司」)。高校生時代の美奈代として回想シーンで登場します。

最終回で披露された歌声が好評でした。現在の美奈代と連続性が感じられる歌声だったように思います。

その関連で、最終回後にドラマで合唱指導を務めた福永さんとツイッター上で以下のようなやりとりをしています。

なお、佐藤さんの来歴についてはご本人のブログ記事が詳しいです。

鈴木有明(城田優さん)

合唱部の顧問を務める音楽教師です。最初のほうでは、教育実習で中学生だった真琴に「歌の語源は『うったえる』や」と教えたことを真琴から言われても「知らん」と一蹴したり、真琴に編曲を頼まれたら編曲料として3万円を要求したり(真琴は雄司からもらった餞別を封筒ごと渡した)など、とんでもない教師だったのですが……。あ、ここに書いたくだりが頭に残っていると、最終回の楽しみがちょっと増えます。

有明教諭の歌声は意外と少ないです。第1話の回想シーンと、第3話で瀬山えみり教諭と一緒に「マイバラード」を歌うシーンと、第6話の合宿でモンゴル800「あなたに」を歌い始めるシーンと、第9話でギターをかき鳴らしながら「愛の歌」二重唱版に参加するシーンと、最終回で「愛の歌」混声4部合唱版を一緒に歌うシーンぐらいでしょうか。合唱指導者の中には自分で模範演唱して合唱団員に真似させる人もいますが、有明教諭はそういうタイプの指導者ではないみたいです。

城田さんはカメラが回っていないときでも教師として生徒役の人たちに接したそうです。時間のあるときは合唱練習の現場などに駆けつけたり(収録前半は舞台と重なっていたにもかかわらず!)。その指導っぷりは、たとえば萩原みのりさんのインタビュー記事で紹介されています。

2015/10/28追記

本日付けで発表された「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で「表参道高校合唱部!」は主演女優賞と、ザテレビジョン特別賞に選ばれました。

審査員のおひとり麻生千晶さんが、週刊ザテレビジョンに掲載された選評(ネットでは読めない模様)で「表参道高校合唱部!」について《音楽による人心掌握がキモならば、もう少し合唱の精度を上げるべき》とおっしゃってます。超のつくクラシックマニアを自負するほど耳の肥えた麻生さんの指摘はごもっともではありますが、その点について、城田さんがドラマ公式サイトに載っているインタビューで、「生徒役の出演者による合唱を聴いた感想は?」という質問に次のように答えています。

正直に言わせていただきますが、まだまだです(笑)。ただし、この物語として、一流の合唱部員のお話ではないので、演じる彼らが、合唱においてピッチやテンポのバランスが全て取れている人たちでなくてもいいとは思います。しかし、それとは矛盾することですが、ドラマを観てくれる方たちに歌声を聴いてもらうわけですから、合唱の精度はもっともっと上げていかなければいけないと思います。僕自身、音楽やミュージカルに携わっている身として、人に感動を届ける素晴らしさや、その難しさは知っているつもりです。テレビの画面を通してその感動を届けるということは、さらにハードルは上がりますので、そこのところを彼らにはもっと感じてほしいですし、終盤へ向けてステップアップしてほしいです。

そして、ザテレビジョン特別賞の受賞に対するメッセージの中で、城田さんが次の発言をしています。

(生徒たちには)僕の経験値の中で、より気持ちが届くように、思いが届くように、できるアドバイスをしただけです。初回の練習のころから、合唱練習をビデオに撮って、勝手に成長ぶりを確認していましたが、最終回のころには、声の厚さ、安定感がとても良くなっていたように思います。でも、彼らはもっと成長できます!

ところで麻生さんって最終回のエピローグとして演奏された「ここから始まる」は聴いておられないのでしょうか。あんなすっきりしたサウンドであの曲を歌うのは結構な力があるように私は思うのですが。

瀬山えみり(神田沙也加さん)

真琴たちのクラス担任にして、合唱部の副顧問を務める英語教師です。教師という仕事に意義を感じるようになった第5話あたりから、コメディエンヌとしての役回りが増えてきます。

部の副顧問としてはマネージメントの仕事がほとんどのようで、指導するシーンはなく、練習参加は一緒に合宿で走ったりぐらいでした。

歌声が聴ける場面は、第1話を除き、有明教諭に同じ。

実際の神田さんはドラマ製作現場で城田さんと一緒に生徒役の合唱指導にかかわったりもしたそうですし、最終回直前には表参道高校の制服を着て城田さんと撮影した壁ドン顎クイ等々の写真をSNSなどで公開したりもしました。

2015/10/28追記

神田さんはFM NACK5で「GOLDEN 4 EGGS」という番組の火曜パーソナリティを務めていて、そこで時々「表参道高校合唱部!」の裏話をしていたそうです。ただ残念ながらせきは詳細を知りません。

蓮見杏子(葵わかなさん)

真琴が小豆島にいたときの合唱仲間。通称ハスミン。第1話、第7話、第10話に登場します。

葵さんは、合唱を題材にした映画「くちびるに歌を」で合唱部員のひとりとして、桐星成実役の柴田杏花さんと一緒に出ていました。

真琴役の芳根京子さんが谷優里亞役の吉本実憂さんとラジオ番組に出た際、吉本さんが映画「罪の余白」の告知をし、そこに葵さんが出ていることを紹介した途端、芳根さんが「ハスミン?!」と狂喜した声を出してましたっけ。

2016/01/23追記

葵さんはアート引越センターのCMで歌ってるんですね(「コマソン」篇 30秒バージョン「コマソン」篇 15秒バージョン葵わかなさん起用の企業CM メイキング)。昨年8月から放映されていたそうなのですが、せきは今年に入って初めて目にしました。高校生として出演している人たちの中では、いちばん学生合唱団のソプラノらしい音色の歌声だと思います。

竹内風香(小島梨里杏さん)

挑発的なセリフを発しつつ、相原ほのか(長谷川ニイナさん)と一緒になって、いろいろ底意地が悪いことをやらかします。真琴に頭上から泥水を浴びせかけたり、優里亞の秘密を暴きまくって退学寸前まで追い込んだり。優里亞を追い落として第5話からクラス内カーストの頂点に立つのですが、そのあと合唱部の影響でカースト自体が崩壊しつつあるため居心地の悪さを感じるなんて描写も出てきます。

優里亞を陥れる道具に使われたのがこの人のカメラなら、最終回のファンタジーを後押ししたのもこの人のカメラなんですよね。

2015/10/28追記

書こうと思いながら忘れてました。小島さんは映画「先輩と彼女」でも芳根京子さん・志尊淳さんと共演しています。芳根さんと志尊さんの共演についてはしばしば紹介されていますが、小島さんについてはあまり触れられていないようです。映画では芳根さん演じる都築りかが高校1年生、志尊さん演じる美野原圭吾が高校3年生、小島さん演じる沖田葵が大学1年生という設定とのこと。でもそのあとで製作されたドラマ「表参道高校合唱部!」では3人とも高校2年生。

岡田知也(高井佳佑さん)

2年C組の圏外メンバーのひとり。劇中だと、第9話「何度でも」でハンプティ・ダンプティに扮して(卵のかぶりものを身に着けて)踊る場面が見せ場でしょうか。

高井さんはガーリィレコードという芸人コンビの片割れです。声のバリエーションが楽しめることなどが理由で、せきはものまね番組の視聴を好むのですが、カイジを演じる藤原竜也さんのものまねで日本テレビ「ものまねグランプリ」に出ているのが高井さんだと知ったときは、ちょっと驚きました。

高井さんのツイッターでは、時々木下舞役の柴奏花さん野村綾乃役の本間千佳子さん(芸人コンビ「ゆめみがち」の片割れ)、たまに部長こと泉澤祐希さんとのやりとりがみられます。

野村綾乃(本間千佳子さん)

この項目は2016年3月24日に書きました。最後の段落は2016年5月3日に足したものです。

ドラマだと「何度でも」で前述の岡田知也と一緒に、侯爵夫人のコスチュームで踊っていたポッチャリさんです。本間さんは当時「ゆめみがち」というコンビの片割れでしたが、2016年1月に解散し、現在はピン芸人「チカコ ホンマ」名義で活動しています。

DVDを見返して気づいたのですが、第9話で野村綾乃が2年C組の出し物の看板を描くシーンがあります。実は本間さん自身がイラストを描く人で、趣味・特技を生かした役柄なんですね。共演者では佐々木美子役の萩原みのりさん相葉廉太郎役の泉澤祐希さんが似顔絵を描いてもらいました。

ちなみにホンマさん、2016年4月から1年間ほど長岡市の旧和島村エリアに引っ越し、農作業や住民との交流や情報発信などをして暮らすとのこと。せきはこのニュースをツイッターで知りましたが、地元の広報誌「市政だより」平成28年5月号の裏表紙で大々的にホンマさん移住企画を報じていたのを見たときは改めて驚きました。


真琴の祖父母や、校長先生や、教頭先生など、ここまで言及しなかった登場人物の方々、すみません。

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