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2015/10/31の日記:タダタケを歌う会“コンサート第肆” #tadatake4

日帰りで上京し、午後から東京都台東区の上野学園 石橋メモリアルホールで催された「タダタケを歌う会“コンサート第肆”」を聴いてきた。

出演者・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。


昨年11月8日の第105回立教大学グリークラブ男声定期演奏会終演後、タダタケを歌う会メンバーの新倉先輩から演奏会について伺っていた。前回の『鳥の歌』委嘱初演を聞きのがしてしまった後悔もあり、今回はなんとしてもと思い足を運んだ次第。

この団体の演奏会は2011/06/05に行われた“コンサート第壹”以来。

前に聴いたとき同様、タダタケこと多田武彦作品に対する愛情いっぱいのコンサートだった。

あ、題名に「#tadatake4」と書いてあるのはツイッターのハッシュタグというやつで、同団体がこれを使って感想を拾ってるみたいなので付けました。わざわざ終演後のアナウンスでアンケート記入のお願いとして「厳しいご意見も遠慮なくどうぞ」と言っていたので、それに甘えます。


第一ステージ

男声合唱組曲『雨』
作詩:北原白秋 作曲:多田武彦
指揮:高坂徹

高坂音楽監督の振る『雨』を聴くのは、北村協一先生追悼で行われた立教大学グリークラブ男女合同の定期演奏会以来、2回目。当時に比べるとだいぶ曲の作り方に変化がある。今回は第5曲「雨の日に見る」の終盤「輝くのを」付近にいろいろ盛り込まれていたような。

第2曲「武蔵野の雨」終盤のテナーソロは「合唱の中で」という指示があるけれど、今回は合唱から何歩か前に出て歌った。

他のステージも同様だが、バスが多田氏のいう「聴き耳」を駆使してパート内でのばらつきが皆無な演奏をし、安定感抜群。トップテナーもおおむね同様。セカンドテナーは喉声の人が混じっていたのが気になった。バリトンは高音域になると踏ん張りがきかなくなっていたような。

第二ステージ

タダタケ ア・ラ・カルト
作曲:多田武彦
指揮:小池由幸

毎回恒例のア・ラ・カルト、今回は春夏秋冬それぞれ1曲ずつチョイス。曲目は、「作品第肆」(男声合唱組曲『富士山』第1曲)、「夏の祭」(男声合唱組曲『鳥の歌』第4曲)、「やがて秋…」(男声合唱組曲『ソネット集』第4曲)、「吹雪の街を」(男声合唱組曲『吹雪の街を』終曲)。

曲間で影アナウンスが短く曲目紹介のナレーションを挟むスタイルで進められた。多田氏ご本人がオムニバスステージを指揮するときも用いるスタイル。ただし「夏の祭」と「やがて秋…」は続けて演奏された。

このステージを指揮した小池氏はアンサンブルリーダーという役職(もうお一方、今回はタクトをとらなかった下河原健太氏と並び)で、コンサート第壹について記した拙ブログ記事を読んでメールを下さった御方。細部を固めていくところから入る音楽づくりのように見受けられた。指揮する際、場面に応じて拍をとる腕を左右使い分けるのが珍しい。

「やがて秋…」を取り上げたことが個人的にはとてもうれしい。演奏頻度は少ないけど、多田節を満喫できる素晴らしい曲だとせきは思う。また、第1回OB六連などで『ソネット集』全曲を演奏したことのある身としては、この組曲自体にもいろいろ思い入れがある。

15分の休憩中、トイレに立ったら、前述の新倉先輩とすれ違ったのでご挨拶をした。

第三ステージ

男声合唱組曲『若しもかの星に』
作詩:百田宗治 作曲:多田武彦
指揮:高坂徹

完成度はこのステージが最も高かったと思う。特に終曲「遠いところで子供達が歌つてゐる」が白眉で、曲目解説の「魂からの希望を高らかに歌い上げ」にふさわしい幸せな響きだった。

この組曲は北村協一氏の指揮でメンネルコール広友会が録音したCDを聴いていたが、実演を聴くのは初めて。パンフレットの紹介文によると、初演は今回と同じ石橋メモリアルホールで行われた由。

第3曲「樹のぼり」や第5曲「海景」を指揮する高坂音楽監督の後姿を見ていると、茶目っ気のようなものを感じる。

アンコール

高坂音楽監督が袖に引っ込んだあと、合唱団から出てきた小池氏の指揮で「春の寺」(男声合唱組曲『叙情小曲集』第1曲)。『叙情小曲集』は高坂氏の指揮で初演された組曲で、せきも初演に参加したんだよな、懐かしい。できばえは初演以上だと思う。

最後に再び高坂音楽監督が登場し「前回は三好達治先生の詩による委嘱初演をし、今回は第一ステージで『雨』を演奏したので、アンコールは達治の詩による雨のあとを歌います」との挨拶ののち、「雨後」(男声合唱組曲『追憶の窓』第3曲)で終演。


客席は7割強の入り。前回に比べて出演者も来場者も立教グリー関係者が減っていたのは諸行無常とでも申しましょうか。

終演後、新倉先輩や、今回チケットを手配して下さった第11代上品大統領氏(テナーソロを2曲担当した人)とご挨拶した。高坂氏とはお目にかかれずじまい。

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