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2015/11/15の日記:第106回立教大学グリークラブ女声定期演奏会

わが出身団体による「第106回立教大学グリークラブ女声定期演奏会」を聴いてきた。女声単独の定期演奏会は2010年の第101回以来。


前夜は丸の内で高校の同期会。せっかくなので一日前倒しで上京し、新宿に投宿。翌朝のんびりするつもりで午後1時チェックアウトのプランで宿泊。日曜の朝はうだうだしつつ、ホテルのレンタルパソコンを使って当ブログを編集(先週の男フェスについての記事を書き上げて公開したのと、記事2つほどに加筆したのと)。

チェックアウト後は新宿駅近くで昼飯をいただいてから、上野まで出て東京文化会館資料室でCDを聴き。前回あの資料室へ足を運んだのは十何年か前で、セザール・フランクの独唱曲をピアノ付き男声合唱に編曲しようかなとレコードで情報収集したっけ(その編曲集は北村協一先生が亡くなったのをきっかけに追悼のつもりで仕上げたものの、未だ音にしていただくあてなし)。

と、長い前置きはここまで。


開場時間の16時半よりちょっと過ぎた時刻に、女声定演会場の北とぴあに到着。チケットは立教大学グリークラブ卒業20周年の集いで現役から購入しておいた。

客席は8割ぐらいの入り。ほぼ中央あたりに着席したら隣には大先輩の方々が。

エール
立教大学校歌「栄光の立教」
編曲:北村協一
指揮:高階ひかり(学生)/ピアノ:長嶋友美(学生)

アナウンスではエールのピアニストまで紹介するようになったんですねえ。かつては準学生指揮者が弾いていたと記憶してますが、名簿を確認したところだと今回のピアニストは2年生らしいです。学生指揮者の苗字はハシゴ高が正式な表記。

長年コンセントをぶちっと引っこ抜くようなフレーズの収め方をしていたのに、今回は収め方が丁寧。素晴らしい。それ以外はおおむね今年の四女連と同じ。

全般的な傾向として、人数(パンフレット記載57名)の割に音圧は低め。その代わり、パート内でピッチや音色を整えることに注力した音作りであったものと聴こえた。時々アルトの入りが乱れたような記憶があるが、どのステージのどこだったか失念。

第1ステージ
『MISSA “REGINA CAELI”』
作曲:Giobanni Pierluigi da Palestina/編曲:Hermann Kronsteiner
指揮:湊晋吾

女声定演でルネサンス宗教曲(現役男声も近年やらなくなってしまった)を取り上げるのはものすごく久々。今回は混声4部の曲を第三者が女声3部に改作したものを演奏し、冒頭にグレゴリオ聖歌がユニゾンで挿入された。

フレージングはどちらかというと近現代ぽかったかな。校歌では好ましかったフレーズ終わりの語尾がミサでは捨て気味だったのが残念。「Gloria」チャントのアルトソロは見事。

第2ステージ
さくらももこの詩による女声合唱曲集『ぜんぶ ここに』
作詩:さくらももこ/作曲:相澤直人
指揮:高階ひかり(学生)/ピアノ:田村祥子

声はこのステージが最も前に飛んでいたかな。暗譜での指揮で、曲と曲との連関をも大切にしつつ、情報量が多い相澤作品をすっきりとまとめた。

終曲「ぜんぶ」といえば、例のドラマの第4話(詳しくは、ドラマ『表参道高校合唱部!』公式サイト内オモコー合唱紹介コーナー「第4話の合唱曲」や、music.jpニュースの『「表参道高校合唱部!」第4話、「ぜんぶ」が繋ぎ合唱メドレーで深まった“絆”』を参照)。立教大学グリークラブ卒業20周年の集いで現役さんが「最近TVドラマで取り上げられた歌もある曲集」と宣伝していたので、チケットを買うとき「あれ『表参道高校合唱部!』のことでしょ」と言ったら、きょとんとした顔をされてしまったっけ。

第3ステージ
女声・児童合唱組曲『アポロンの竪琴』
作詩:宮沢賢治、みなづきみのり/作曲:千原英喜
指揮:湊晋吾/ピアノ:田村祥子

いつもより少ない3ステージ編成になったぶん、最終ステージにボリュームのある作品をもってきた。

幻想的で、長そうな組曲だと思っていたが終わったらあっという間。中盤から千原氏ならではの遊びが顔をのぞかせる。

途中にナレーションが出てくる。4年らしき合唱団員1名が担当。これが玄人はだし。

演奏後、指揮者やピアニストが袖にはけている間に合唱団は並び変わり、今回で卒団する4年生が最前列にきた。

アンコール

湊先生+田村先生のアンコールは、映画「アナと雪の女王」より「生まれてはじめて」と指揮者御自ら曲紹介。それを聞いて「日本語版は神田沙也加=瀬山ティーチャー!」とテンションが上がってしまった『表参道高校合唱部!』フリークは恐らく客席内で私だけであろう(すみません松たか子と2人で歌っていたことをすっかり忘れてました)。おなじみのミュージカル曲ということで、一気に客席の空気は和らいだ。

高階さんのアンコールは、田村先生のピアノとともに、中島みゆき「糸」をしっとりと。「生まれてはじめて」同様、編曲者不詳。人の出会いや縁を描く曲をグリー卒団間際に歌う意味は重たい。

そして伝統のクロージング「神共にいまして」。今回は女声も皆川達夫名誉部長でなく学生指揮者・高階さんによるタクト。


立教大学グリークラブ卒業20周年の集いではそこそこのOBOGがチケットを買ったはずなんだけど、場内でお目にかかった先輩後輩同輩はわずか。

終演後ロビーに出たら、出入り口付近に湊先生がいらしていて、おひとりで来場者を見送っておられた。指揮者による見送りなんて立教グリーの演奏会では初めて見る光景である。


末筆ながら、出演者・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。

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