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平成22年度全日本合唱コンクール課題曲

平成22年度全日本合唱コンクール課題曲(「合唱名曲シリーズ No.39」収録曲)が発表されました。

混声曲について、せきは全く存じ上げません。

拙サイト「日本の絶版・未出版男声合唱曲」をまとめているおかげで、G3「風」を収録した「三つの無伴奏混声合唱曲」が田中信昭氏によって男声合唱に編曲されているということを知識として持っていますけれども、その程度です。

あ、G1作曲者の別作品「O Magnum Mysterium」および「Missa O Magnum Mysterium」は歌ったことがあります。

女声曲は混声よりは知ってることがあります。

F3が収録されている合唱曲集「白鳥」から1曲ピックアップしての実演には何度か接したことがあり、そのうちの少なくとも1回が「露営のともしび」だったようにも思いますが、女声版か混声版かは記憶が定かではありません。

ちなみに、立教大学グリークラブ現役時代、養声関係のイベントでの学年発表でせきの代の女声が「贈り物」だか「白鳥」だかを取り上げたこともあったような。

F4はタイトルだけ耳にしたことがあります。

F1の作曲者による別のモテットは新潟ユース合唱団で今年やりました。

一番いっぱい書けることがあるのは、やっぱり男声曲。

M1の「Mass for 3 voices」は、皆川達夫先生が女声合唱団を指揮するレパートリーのひとつで、かつては立教女声でも3年周期ペースで取り上げていました。最上声部に高音が連発するため、Sopranoがしんどそうにしている演奏が多かったような。まあそんなわけで個人的に女声合唱のイメージが強いです。

男声合唱による実演に接したことはありませんが、昭和50年代後半に立教男声がヨーロッパ演奏旅行で歌ったらしいです。

ちなみにせきは「Mass for 4 voices」を混声で歌ったことがあり、けっこう難儀した覚えがあります。

M2は楽譜を持っています。

課題曲はTÉNORS・BARYTONS・BASSESの3パートで始まり、ところどころでdiv.しつつ、最終的には各パート2部の計6声にまで分かれます。

プーランクの男声合唱作品全般にいえる傾向として、臨時記号による転調が頻出し、TÉNORS・BARYTONSはかなりの高音域が使われてます。

終盤で連呼される「beate Antoni」は組曲全曲を貫くもので、第1曲・第2曲(課題曲は4曲組の終曲)にも似たような念仏が出てきます。

M3が収録されている組曲「だれもの探検」は、せきが大学4年のとき法政大学アリオンコールが定期演奏会で取り上げました。ただ、せきは諸事情で本編に間に合わず、アンコールで団員のリクエストと称して確か第1曲を演奏したのだけ聴いたのが唯一の体験です。その演奏を聴いて思ったのは「ごちゃっとしている」の一言。

昨年になって出版された楽譜も、立ち読みした限りでは、譜面づらは雑然としていて、一昔前に聴いた演奏と変わらない印象でした。

M4は組曲の終曲で、涙ものです。母親への思いを綴った3つの詩(特に締めくくりに配された「なずな」は星野富弘氏ならでは)を連結してテクストにしており「母に捧ぐ」というサブタイトルが付けられています。

課題曲12曲中、せきは唯一これだけ演奏体験があります。大学2年の時、男声定期演奏会の最終ステージで、北村協一先生の指揮・久邇之宜先生のピアノにより「花に寄せて」全曲を歌いました。この組曲を演奏するにあたり、北村先生は譜面と違う細工をちょこちょこ仕込んでいます。細工の中で、「なずな」冒頭に相当する部分にレシタティーボ的な処理をしました。この指示を受けたとき驚いたのですが、いざ歌ったり聴いたりしてみたところでは効果的だと個人的には思います。

北村先生は立教グリーの翌年、第43回東西四連の関西学院グリークラブ単独ステージでほぼ同じ解釈によりこの組曲を取り上げました。そのライブ音源が慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団公式サイトの「演奏資料館」で聴けますので、ご興味のある方はどうぞ。

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