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木下牧子氏の男声合唱作品 — その1 —

2010年6月時点で、木下牧子氏が世に出した男声合唱曲は16作品あります。ご本人の公式サイトに全作品がリストアップされていますが、旧サイト(2008年12月31日まで)現サイト(2009年1月1日より)の2つに情報がまたがっているので、ここに男声合唱曲だけ抜き出した一覧をまとめておきます。

  • 男声合唱組曲「ティオの夜の旅」(1986;2001改訂)ピアノ
  • 男声合唱組曲「Enfance Finie」(1987)ピアノ
  • 男声合唱組曲「方舟」(1987;2010改訂)ピアノ
  • 男声合唱組曲「真夜中」(1991)ピアノ
  • 無伴奏男声合唱曲集「恋のない日」(1994)無伴奏
  • めばえ(1997)無伴奏
  • ロマンチストの豚(2001)無伴奏
  • なぎさの地球(2002)ピアノ
  • 無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立つて」(2004)無伴奏
  • 男声合唱曲集「地平線のかなたへ」(2004)ピアノ
  • 夢みたものは(2004)無伴奏
  • 鴎(2006)無伴奏
  • 無伴奏男声合唱組曲「わたしはカメレオン」(2006)無伴奏
  • 男声合唱組曲「朝の頌歌」(2007)ピアノ
  • わたしは月にはいかないだろう(2007)ピアノ
  • 男声合唱組曲「光る刻」(2008)ピアノ

「ティオの夜の旅」「方舟」「地平線のかなたへ」「夢みたものは」「鴎」「わたしは月にはいかないだろう」「光る刻」は混声合唱からのトランスクリプション、「ロマンチストの豚」はピアノ付き同声2部合唱からの編曲です。

ただし、曲集「地平線のかなたへ」に収録されている「サッカーによせて」だけ男声合唱がオリジナルです。初演1988年。「地平線のかなたへ」全曲を男声版に編曲する際「サッカーによせて」に改訂が施されています。旧版の楽譜は「恋のない日」に併録されているので、お持ちの方は両者の譜面を見比べると興味深いと思います。


木下氏の男声合唱作品で未出版なのは「鴎」「わたしは月にはいかないだろう」の2曲です。出版率の高さは驚くべし。

NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲として書かれた「めばえ」「なぎさの地球」は絶版です。混声版・女声版は昨年7月に出版された『NHK全国学校音楽コンクール課題曲集 高校の部 第61回〜第75回』に収録されているのですが、なぜか男声版だけ出版されずじまいのため、現時点で譜面を入手する正当な方法は作曲者に問い合わせるしかありません。

「夢みたものは」は、カワイ出版『リーダーシャッツ21 男声合唱篇』および『コーラスで贈る 男声合唱のための「ウェディングセレクション」』に収録されています。

版元で受注生産扱いになっている作品の存在はこのご時世ならではでしょう。
当初から受注生産扱いで発売されたのは「ティオの夜の旅」「ロマンチストの豚」および「方舟(旧版)」、ある時期から受注生産扱いに切り替わったのは「Enfance finie」「真夜中」「恋のない日」。

「方舟」改訂版では受注生産の縛りがなくなりました。そのへんの話は、当ブログ『男声合唱強化月間?!』でちょこっと触れています。ありがたい話ですが、売れ行き次第では受注生産に戻る可能性もあるので、なるべく出版譜はコピーするのでなく買いましょうね。

なお、楽譜入手のハードルが高い「鴎」「めばえ」「ロマンチストの豚」あたり、出版予定と言われ続けて数年たつ「アカペラコーラスコレクション」男声版が上梓されたら収録されるような気がします。


女声合唱・混声合唱には、打楽器や吹奏楽や管弦楽やオルガンなどと共演する作品もあるものの、男声合唱のために書かれた作品としての編成は無伴奏とピアノの2種類だけです。

もっとも、「鴎」は管弦楽(1管・2管の2バージョン)やオルガン、「春に」(『地平線のかなたへ』第1曲)には吹奏楽の伴奏パートが存在します。初演はいずれも混声合唱との共演。女声合唱や男声合唱との共演も可能なようです。

「夢みたものは……」と「鴎」はピアノ+独唱のバージョンもあります。このピアノパートが合唱と共演可能かどうかは存じません。まあ多分ダメかなと思います。

コメント(1)

  1. すみません、「わたしは月にはいかないだろう」を入れ忘れてました。さきほど追加・修正しました。当サイト「日本の絶版・未出版男声合唱曲」には記載してるのに……。
    木下氏の公式サイトにはなぜか原曲の混声3部版しか記述がありませんが、この曲は組曲「朝の頌歌」初演演奏会のアンコールピースとして書き下ろし編曲されたものです。というわけで初演データは「朝の頌歌」と同じ。

    ちなみに組曲「朝の頌歌」は出版にあたって改題されました。木下氏の公式サイトでは初演時のタイトル「美術館へ」で載ってます。

    返信

    せき

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