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北村協一先生にまつわる思い出 (6): 編曲のこと

大学時代からご指導いただいた北村協一先生の、本日は10回目の祥月命日にあたる。

当ブログでは5年前の今頃から断続的に思い出話をつづってきた。記したつもりでまだだったトピックをこの機会に書く。

記事群「北村協一先生にまつわる思い出」の記事群は以下の通り。

タグ「北村協一」からもどうぞ。



これまで当ブログで北村先生について書いてきたのは合唱指揮者・指導者としての側面。

一方、北村先生は合唱編曲も数々残しておられる。独唱曲やオペラ・ミュージカルナンバーを男声合唱や女声合唱にアレンジした曲集が有名であろう。作品リストや初演歴の一端は「合唱音源デジタル化プロジェクト 山古堂 北村協一先生に」や「合唱ちゃんねるblog: 北村協一 主要編曲作品リスト」でまとめられている。

北村先生は男声合唱のコラレーション、音の配置について造詣が深くいらした。男声合唱のための組曲『さすらいの船路』を平吉毅州氏が作曲したときや、鈴木憲夫氏が合唱曲「永訣の朝」を男声合唱にトランスクリプトしたとき、北村先生が様々なアドバイスを寄せたことを、それぞれの作曲者ご自身が記している。自分の体験としても、とある曲の練習中、バリトンとバスが変ろ音(B♭2)と変ほ音(E♭2)を鳴らす場面で「バリトンが五線の下半分にある完全5度は、特にピッチに注意を払わないとハモらない」とご指導いただいたことが印象に残っている。

私自身も大学時代の後半から合唱編曲に興味を持つようになり、いくつか譜面を書いた。北村先生の影響によるところが大きい。立教大学の各種応援歌については、先輩OBの助言もあり、北村先生に譜面を見ていただいてご指導を仰いだ(ただ残念ながら音にしていただいたものはない)。そのため、北村先生が出演する演奏会の楽屋に足しげくご挨拶に伺っていた時期がある。

せきの書いた編曲の中には、セザール・フランクの独唱曲を男声合唱とピアノのためにアレンジしたものが6曲ほどある(「畑中良輔氏 逝去」という記事で少し触れた)。そのうちの1曲「Panis Angelicus」については譜面の一部をツイッターのヘッダー画像に使っている。北村先生の訃報を知ってすぐ、フランス歌曲を数々合唱編曲してこられた先生に捧げるつもりで完成させ、四谷で行われた追悼式典で何人かの諸先輩に譜面を進呈したが、これまた音にしていただく機会のないまま現在に至る。ご興味のある方は本記事のコメント欄からでもお問い合わせいただければ幸いです。


本日夕刻、聖路加国際大学の聖ルカ礼拝堂で「北村協一先生逝去10年 逝去者記念の式」が行われる由。せきは伺わず、越後の地で先生を偲び、遥拝するのみ。

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