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2016/08/21の日記:合唱団「弥彦」第35回コンサート

合唱団「弥彦」のコンサートを、第33回以来、2年ぶりに燕市文化会館まで聴きに出かけてきた。

参加者・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。おかげさまで濃密な音楽を堪能させていただきました。


客席には知人を見かけず、出演者とはどなたともご挨拶せずじまい。出演者のおひとりからチケットを手配していただいたのでご挨拶できればと思ったのだが、すみません。

今年は「弥彦」コンサート本番と全日本合唱コンクール新潟県大会が同日となった。「弥彦」の客席がやや寂しいのは仕方あるまい。お互いご都合があろうけど、スケジュールが重ならなければ地元の合唱人がもう少し集まるだろうにという思いを禁じ得ない。そんなわけで今年せきはコンクール会場には行かず。


合唱団「弥彦」の歌
作詩:粟飯原栄子/作曲:青島広志
指揮:藤井宏樹(以下も同じ)

参加メンバーはパンフレット記載だと87名。団員によるMCにいわく「第4回の書き下ろし初演以来、毎回歌い続けている。これからも歌い続けてゆくであろう」。

Ave Maria
作曲:Josquin des Pres
Alma Redemptoris Mater
作曲:Johannes Ockeghem

「今回の演奏会は『祈り』がテーマ」ということで、まずはルネサンスの宗教曲。プログラムパンフレットとは曲順が入れ替えられての演奏だった。

各パートが一体となり、雄渾な線が交錯しつつの安定したポリフォニー。

Sanctus
作曲:Ola Gjeilo

現代宗教曲。声の塊が音楽の進行につれて少しずつ変貌し、クライマックスではホール全体を支配するといった趣の演奏。このたび演奏された曲の中で白眉だったと思う。

男声合唱とピアノのための Fragments —特攻隊戦死者の手記による—
作曲:信長貴富
指揮:藤井宏樹/ピアノ:須永真美(以下も同じ)

単一楽章でハードな曲だが、結構な頻度で再演されている。せきが聴くのは2度目。

軍人ひとりひとりが集まってという趣の演奏。途中で歌い手が向きを変える演出が印象に残る。

女声合唱とピアノのための 世界中の女たちよ
作曲:信長貴富

全3曲。「Fragments」同様、戦争を題材にした作品。第2曲「たくさんの私」終盤で何名かのソロが出てくるあたりも「Fragments」を連想させる。終曲「温かいシチュー」は少し木下牧子っぽい雰囲気。

さまざまな世代が混ざって歌うことが非常に意義深く感じられた。

混声合唱とピアノのための 黙礼スル 第1番 A.E.44
作詩:和合亮一/作曲:新実徳英

これの兄弟姉妹作品にあたる『黙礼スル 第2番』という混声合唱とピアノのための作品がある。

『黙礼スル』シリーズのモチーフは東日本大震災。第1番では主に津波の襲来というアプローチから描かれている。第1番・第2番とも全3曲。終曲は第2番と共通で、第1番の1・2曲目のあと第2番を続け全5曲から成る大合唱曲として演奏してもよいと作曲者は記している。確かに全5曲として演奏するほうが音楽の連続性や説得力が高そうに思われた。

指揮者の藤井氏や今回の歌い手の何割かは、第2番の初演メンバーでもあるはず。そういった方々が第1番を歌うことは音楽の全体像をいったん俯瞰したうえで個別の楽章を取り上げる過程が加わることになるわけで、そのためか演奏に深みがもたらされているように思った。

今回はアンコールなしで終演。


私事ながら、勤め先の人事異動で今年度より金曜にまる一日の休みを取ることが従来以上に難しくなったため「弥彦」に歌い手として参加することは当分(次の人事異動まで?)できそうにない。

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