土曜夕方「女声アンサンブルiris 創団10周年記念コンサート」を聴いてきた。
この団は、新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストで理事長賞を獲得して関東ヴォーカルアンサンブルコンテストに推薦されたり、全国「花嫁人形」合唱コンクールで第2位を受賞したりなどの実績を残している。単独で演奏会を開くのはこのたびが初めて。
私事ながら、せきは今年4月に転職した。現在の職場は平日のほか第1・3・5土曜が勤務日(年間休日96日、業界的には標準レベル)。irisのコンサートと重なってしまい、8月の全日本合唱コンクール新潟県大会で購入したチケットを無駄にしては申し訳ないと、Lalariでご一緒したirisメンバーのまいこさんおよび助っ人として参戦してくださったconさんにタイムスケジュールを確認したところ、途中からならば間に合いそうだったので伺うことにした。
当日は17時20分頃に退勤し、そのまま会場のだいしホールにマイカーで高速道を使い直行。新新バイパスで予想外の渋滞につかまり焦る。17時半開場・18時開演のところ、会場到着は18時半ちょっと前。
ホールに入ったら第2ステージと第3ステージの間の小休止で、急いで客席に飛び込み着座したらすぐ指揮者による曲紹介スピーチが始まった。
記録も兼ね、聴けなかったステージを含めた全演目を。
第1ステージ
- 世界の作曲家たち
- 指揮:佐藤匠(以降も同じ)
- Ave maris stella
作曲:Eva Ugalde - LAUDATE DOMINUM
作曲:Rihards Dubra - Ave, Regina coelorum
作曲:Siegfried Strohbach - Salve regina
作曲:Miklos Kocsar - Jubilate Deo
作曲:Xabier Sarasola
第2ステージ「大作曲家ブラームスの合唱曲」
- Drei geistliche Choere fuer Frauenstimmen, op.37
- 作曲:Johannes Brahms
- O bone Jesu
- Adoramus te
- Regina coeli
第3ステージ
- 木下牧子の世界
- 作曲:木下牧子
- めばえ
- ほたる たんじょう
- おんがく
- ネロ —愛された小さな犬に
第4ステージ
- 世界の歌たち
- さくら
日本古謡/編曲:信長貴富 - てぃんさぐぬ花
沖縄県民謡/編曲:瑞慶覧尚子 - アリラン
朝鮮半島の民謡/編曲:信長貴富 - The Sound of Silence
作詞・作曲:Paul Simon/編曲:Nicholas Hare - GAMELAN
作曲:Raymond Murray Schafer - Las Amarillas
メキシコ民謡/編曲:Stephen Hatfield
ホールをがっちり鳴らし、どの曲目も丁寧にして熱を帯びた演奏。濃密な曲ばかりだがクオリティのぶれが少なく、スタミナに感服した。
基本的に譜持ちの演奏だったが、せきが見た第3ステージ以降でおひとり、第4ステージで更におひとり譜面なしで歌いとおしたメンバーがいた。なお「Las Amarillas」は手拍子つきだったため全員譜面を外した。
アンコール
- 無伴奏女声合唱曲「今、ここに」
- 作詩:伊藤玲子/作曲:松下耕
「私は歌う」というメッセージが強烈。これからirisがどんな歩みを進めるのか期待したくなるが、あとで聞いたところ、このコンサートを以て当面活動休止の由。もったいない。
客席には知人が大勢。職場での服装そのままで出かけたので、ワイシャツ・ネクタイ・スラックスに作業着のブルゾンを羽織った姿を見て何人かから驚かれた。
「この演奏会記事がブログに載るのを楽しみにしている」と話しかけてくださった人がいらしたが、5週間もあいてしまって、すみません。
終演後、出演者一同がロビーに出てお出迎え。ご縁のある指揮者・メンバーの皆様にはおおよそご挨拶できた。ただ、新潟ユース合唱団でご一緒して今回苗字が変わったメンバーに「ご結婚おめでとうございます」を申し上げそびれ、失礼しました(2017/11/24追記:このカップルは1年ほど前に結婚していたそうです。御連れ合いは新潟ユースやトルヴェールなどで一緒に歌ったことのある人なんですが、いろいろあって疎遠になってまして……。ともあれ下手なことを言わなくてよかった)。
末筆ながら、出演者スタッフ来場者の皆様、お疲れ様でした。