【目次】
(2) 伊藤整におけるテクストの位置づけ
(3) 多田武彦におけるこの組曲の位置づけ
(4) 楽章の流れ・構成
(5) I. 忍路
(6) II. また月夜
(7) III. 夏になれば
(8) IV. 秋の恋びと
(9) V. 夜の霰
(10) VI. 吹雪の街を
【前置き】
しばらく、伊藤整作詩・多田武彦作曲の男声合唱組曲「吹雪の街を」をめぐり、断続的に書き連ねてみます。
きっかけは男声合唱団トルヴェールで練習中の曲が含まれていることです。読者をトルヴェールの団員諸氏に限定するつもりはないので、まだ練習・演奏していない楽章についても書きます。指揮者(トルヴェールだとtree2氏)の解釈に立ち入るような記述はなるべく避ける方針で進めます。
各項目それぞれ単独でも読めるよう書いたので、ところどころ項目間で記述がだぶってます。あしからずご了承を。
この組曲についての基礎データは「多田武彦〔タダタケ〕データベース。」の「吹雪の街を」をご覧くださいませ。
なお、当ブログでは個別の詩についての解説は最小限にとどめます。
そちらの方面にご興味のある方は、深沢眞二氏の著書『なまずの孫 1ぴきめ』をおすすめいたします。(組曲「吹雪の街を」のテクストとなった詩については「III 愛と整—『雪明りの路』『吹雪の街を』を歌うために—」という章で詳細に記されています)
【追記: 3月11日】
文中で「多田武彦〔タダタケ〕データベース。」内の各項目に直接リンクを貼ろうとしたんですが、ブラウザによっては意図したリンク先へ飛べない場合があるみたいなので、トップページだけのリンクにとどめることにします。
多くのブラウザではトップページから「作品リスト」へのリンクが表示されるはずです。また、携帯電話などで「作品リスト」へのリンクが表示されない場合でも、データベースのあるlivedoor wikiのサイト内検索機能が使えるので、作品の個別紹介などをご覧になりたい場合は、お手数ですがそちらを経由していただければと存じます。