立教大学グリーフェスティバルのあと、川口駅近くのホテルに泊まり、翌日は演奏会のハシゴ。たぶん大学時代のチケット交換による演奏会回り以来。
最初に伺ったのが、CANTUS ANIMAE 第21回演奏会「つながる魂のうた vol.2」。
この団の単独コンサートに伺うのは初めて。演奏そのものは3回ほど拝聴している。2012年の全日本合唱コンクール全国大会@富山(このブログでは記載割愛)と、2014年8月の「The Premier Vol.3 夏のオール新作コンサート」と、2016年5月のTOKYO CANTATコンサート「やまと うたの血脈VII」。
今回は三善晃氏の作品と、三善作品から影響を受けて作曲家を志したという(でも直接には師事していないのがミソ)信長貴富氏・松本望氏の作品を取り上げることで、「魂」の継承を体感するという意図で構成されたプログラム。
正午過ぎに第一生命ホールに向かい、当日券の列に並んだ。結構な大行列だったが割と早くに並ぶことができ、チケットは無事入手完了。
STAGE I
- 混声合唱とピアノのための『やわらかいいのち三章』
- 作詩:谷川俊太郎/作曲:三善晃
指揮:雨森文也/ピアノ:平林知子
- 1
- 2
- 3
三善氏が残した、最後から2番目の合唱作品。往時に比べれば音は多少シンプルになったように聴こえるが、シンプルなぶんテキストの奥底に流れる逡巡が立ちあらわれるといった感じの曲。
CANTUS ANIMAEの皆さんの演奏は、曲に没入・耽溺せず、ほどほどの客観性を保ちつつ音楽を表現しているように見受けられた。
STAGE II
- 混声合唱のための『地球へのバラード』
- 作詩:谷川俊太郎/作曲:三善晃
指揮:雨森文也
- 私が歌う理由
- 沈黙の名
- 鳥
- 夕暮
- 地球へのピクニック
個々の楽章は別々の機会に聴いたことがあるけれど、組曲全曲を通して聴くのは初めて。
同じ谷川+三善コンビから生まれた合唱曲だけど『やわらかいいのち三章』とは色合いがずいぶん異なるし、個々の楽章も少しずつ色彩が異なる。その差異が興味深い演奏だった。
なお、CANTUS ANIMAEにはお二方ほど、東京大学柏葉会合唱団でこの組曲の委嘱や初演にかかわったメンバーが参加しておられ、演奏に先立って指揮者と楽曲誕生の裏話などについての鼎談がおこなわれた。
三善作品はとても好きだし『廃墟から』『二つの祈りの音楽』にも惹かれていたが、ハシゴする次の演奏会との兼ね合いから、ここで心苦しくも中座させていただいた。いずれの折に、今度は開演から終演まで拝聴できればと思う。
末筆ながら、出演者・スタッフ・来場者の皆さん、お疲れ様でした。