カテゴリー: 本番出演

2010/01/24の日記

2010/01/24の日記

男声合唱団トルヴェールのメンバーとして、第8回新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストに出演。

朝10時にマイカーで家を出て、いつもの国道8号を通り新潟市へ向かう。

路面には雪がまったくといっていいほどなく流れもスムーズだったので11時半過ぎには中央区に入った。

40分ほど某駐車場に車を置いて仮眠を取り、12時半過ぎに会場の付属駐車場へ到着。

本番前に13時からりゅーとぴあで1時間ほど練習。

フォーメーションは昨日1/23の練習で決めた通りとなる。

練習後、トルヴェールメンバー一同は練習室そばで1時間半ほどまったり。

引き続いてのカンターレ練習を終えたtree2さんと合流し、15時50分ぐらいに新潟市音楽文化会館へ移動、こっちさんとご挨拶。

更衣室では、一昨年度まで新潟ユース合唱団メンバーで、昨年から郷里の福島に戻っている☆くんと久々の再会。

舞台衣装に着替え、16時28分より直前リハーサル、16時40分より本番。

今回はさしたる事故もなく、練習で積み上げたものは遺憾なく音にできたように思う。舞台上では、練習のときより両隣の声が聞きやすかったかな。その代わりアンサンブル全体のサウンドは練習時よりも把握しづらかったような印象。

成績は銅賞。審査員の先生からの講評などは「とるろぐ-Torvale Infomation-」に掲載されるはずなので、とりあえず割愛。

楽屋に戻り、元の服に着替え、客席で一般団体の演奏を拝聴する。せきの感想などは日を改めて書かせていただきたく存じます。

表彰式も最後まで見て、いただいた講評をtree2さんから見せてもらい、新潟駅前で慰労会を開くという皆さんと別れ、19時半に新潟市音楽文化会館をあとにする。

(業務連絡:駐車券は表彰式前に客席で受け取りました)
昭和大橋を渡り終えてすぐの交差点で、さっき別れた、慰労会へ行く車の隣になった。手を振ったのだが気づいてくれただろうか。

往路と同じ道を通り、21時50分に帰宅。

2009/11/23の日記

2009/11/23の日記

オペラ『直江の婿えらび』本番当日。
2幕・宴会シーンで、たちの悪い酔っ払いとなって「酒がねえぞ! 酒が!」と叫び、泥酔状態の覚束ない足取りで退場したのがわたくしです。
長岡の自宅を出たのは朝7時20分。9時ちょっと前に会場・りゅーとぴあ劇場に入る。
前日、場当たり・GeneralProbe(GP)が押しまくりで衣装・メイクの時間がろくすっぽ取れなかったことへの反省から、会場入り後すぐ舞台衣装に着替える。
ただでさえ日ごろ和服を着なれていない上、舞台上の動きで着くずれしやすいことがHauptProbe(HP)およびGPで分かったため、衣装さんにお願いして、上衣の襟元や袴の腰付近を縫い合わせて固定していただく。
午前中、まず前日のGPで音楽的事故が起こった部分のおさらい。
最初に再確認したのは全員が揃うフィナーレ。だが、長尾景薄役の松浦良治先生がまだ会場入りしておられなかった。フィナーレには景薄のテナーソロも8小節ほどあるが(本番でテンポを引っ張って歌い、オーケストラとのズレなどで笑いが起きた部分)、松浦先生不在で音楽的に穴が開いてしまいそうだったので、とっさにせきが譜面通りのキーで歌ってしまう。プロの先生方の前で僭越なことをしてしまったにもかかわらず、幸いにもお叱りは受けず。
当日のスタッフとして、新潟ユース合唱団で縁のできたtek310さんが来る。新潟ユースでは『直江の婿えらび』出演告知をほとんどしていなかったので、せきが出演者に名を連ねていることに驚いていた。
午前中の後半は場当たり、でも男衆はお呼びがかからず。
この間にメイクを済ませたいところだったが、ソリストの皆様やジュニア合唱団のメイクが優先で、12時40分の集合写真撮影になっても下地とドーランを塗った程度で終わり。
メイクしてもらえる時間が取れるかどうか不安だったので、写真撮影後に自分でヒゲを簡略に描く。
最初、HPの時にしていただいた、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でジョニー・デップがジャック・スパロウを演じたときみたいなメイク(あくまでもメイク。実物は月とすっぽん)を思い出して描いてみたものの、素人の悲しさ、ちょっぴり明治の華族っぽくなってしまう。そこで、口ヒゲを口角のあたりまで延長してみたら、役柄のイメージにだいぶ近づいた。
もちろん、顔は本番直前にメイクさんに直していただいた。ただ、本番前はあまり時間がなく、1幕は顔の下半分の修正および全体の汚し・シャドウ描き足しで終わり、手つかずとなった眉や目は幕間にメイク。
本番スタート。大勢のお客様にご来場いただいた。
つつがなく終演後、ロビーへお客様を見送りに行く。合唱でもロビーストームをやる団体があるが、それを含めて当方この手のことは初体験。
お客様の暖かさとオペラ成功の手ごたえを実感する。
客席が空になったあと、16時半過ぎからロビーでレセプション。飲食物は一切出ず、キャストの皆様・参加各団体代表・主要スタッフのスピーチのみ。
このあと古町で打ち上げがあったのだが、せきは失礼させていただき、マイカーで帰宅。
末筆ながら、このオペラにお誘いくださった桂木でんか農さんをはじめ、出演者・スタッフのみなさま、いろいろありがとうございました。楽しくて素晴らしいステージにかかわることができ感謝です。

2009/11/08の日記

2009/11/08の日記

朝9時半過ぎに家を出て、新潟ユース合唱団の主催事業「合唱講習会 〜発声の基礎を学ぼう〜」会場のリリックホールへ向かう。

10時過ぎの出発でも集合時刻10時半には余裕で間に合うけれど、第1スタジオの鍵を開けたりなどする都合で予定を早めた。

今年度、新潟ユース合唱団が長岡で何かやるのは3回目になる。その場所取りは3回ともせきが担当していたものの、過去2回は当日ほかのメンバーが先に会場入りしていて開錠など代わりにやって下さったので、ちょっと申し訳ないなと思っていたのだ。

で、今回せきは一番乗り。すぐ後に来た新潟大学医学部合唱団員4名ほどを少々お待たせしてしまったが、無事に開錠完了。

午前中は会場設営ののち、ウォームアップと講習曲「Super flumina Babylonis」のおさらいを1時間ちょっと。

13時半、講習会スタート。ご年配から高校生まで50名ほどの受講者が参加してくださった。

講師・清水雅彦先生は小千谷市のご出身なので「新潟県で活動をすることには格段の思い入れがある」というお話から始まる。

清水先生のご指導について、引き出しの豊富さや、飴と鞭の絶妙な使い分けに、感服するところ大であった。

前半2時間弱は、発声法の手引き。

立つ姿勢、ブレス(吐き出し方、保ち方、様々な吸い方の使い分け)、母音の発音(口の開け方、ノドの奥の開き方)、音域の変化に伴う体の使い方、などなどなどなど。このくだりだけに3時間を費やしてもよかったのではというぐらいのボリュームだった。

せき個人に響いたご指導は「いつも笑って」

「へその裏のコントロール(ブレスを入れるポイント)」「前に出した息を吐ききらないと、次のブレスの入りが浅くなる」「ひざ付近の空気を下に押し下げる(ブレス・声を出すときの支え)」「フレーズが先に進むに従って、声の意識を高めに持ってゆく(講習中、これをサボり『仕事してますか?』と注意されることもあった)」あたり。しばしばつまづいていたポイントに対する解決策の発見や、大学グリーおよびOB男声合唱団時代にご指導いただいて忘れかけていたことの思い出しにつながったことがたくさんあった。

後半1時間ほどは、講習曲の実演指導。

グレゴリアンチャントを導入にしたアルシスおよびテージスの歌い方や、ルネサンスポリフォニーの演奏法に踏み込んでの曲作りなど、これまた1時間では足りないほどのてんこ盛り。ひとつひとつのご指導で、サウンドがどんどん立体的になっていく。

もちろん発声面からのご指導もあった。[e] や [u] の発音に対する注意が多かったことに、この母音の難しさを改めて感じた。

終了、撤収、諸連絡。

2010年度、新潟ユース合唱団は演奏会を行うことがメンバーに公表された。そこで客演指揮者に清水先生をお呼びすることをtek310氏がアナウンスしたら、歓喜の反応をしたメンバーが多数。いい講習会を開けたことが確認できて嬉しかった。

そこでせきが「自分はもう参加できませんけど」と前置きして定年退団の挨拶を述べる。

解散後、リリックホール事務室に鍵返却と備品使用料支払いに行き、講習会プロジェクト完了。大過なく終えることができ、安堵した。

これで今年度(まだ他の件について引継ぎが残ってはいるものの)、そして4年間にわたる新潟ユース合唱団でのわが活動はおしまい。

2009/10/24の日記(その1)

2009/10/24の日記(その1)

朝8時過ぎに家を出発、第1回にいがたコーラスアンサンブルフェスティバルの会場・りゅーとぴあへ向かう。
道は割と空いていて楽々かなと思っていたが、会場近くで曲がり角を間違えてしまい、集合時間10時20分ぎりぎりの到着。
練習室4で声出しと直前練習。
  T S
  B A
みたいなフォーメーションで輪になって練習。Altoの隣で歌うのはなかなか新鮮であった。
指揮者・tek310さんはフェスティバル実行委員長としてのお仕事で不在、別の団員さんが進行。彼はよく頑張っていたのだが応えきれず「ソーラン節」が一度ならず途中で止まってしまう。情けなくもtek310氏のアインザッツに依存しきっていたことを痛感。
11時20分にスタジオAへ移動、tek310さんの指揮による新潟ユース合唱団単独ステージの直前リハーサル。練習室4でのこわばりが残っていたのか「完成度なんか気にしないで、のびのびと歌おう」という指示。
ロビーで昼食。往路道中のセーブオンで買っておいた冷やし味噌ラーメン(秋も深まるとコンビニ弁当はレンジでチンが必要なものばかり、こういうとき困る)。トルヴェール仲間のカンターレ某団員さんがその値段を見て安いと驚く。
12時35分ぐらいからスタジオAで合同曲「Ave verum corpus」(Ariel Quintana作曲)の直前リハーサル。
譜面は事前に見ていたが、歌うのも合わせるのも初、でもBassは比較的歌いやすく書かれているので個人的にはすんなりいけた。内声パートは職人芸が要求されるし、終盤で女声がクラスター的に分厚くなっていくので、パートによっては取っ付きにくく感じる人もいるかもしれない。
リハーサルはtek310さんの指揮。
直前リハ開始間際に講評者・合同演奏指揮者の名島啓太先生がおみえになり「初めて全体で合わせたのが信じられないほど音が馴染んでいる」というお褒めの言葉と、ごくわずかな指示をいただく。
本番。他団体の演奏については別エントリにて。
3ステージ目が新潟ユース合唱団。
せきは演奏前に団紹介のスピーチ。頭の中の事前シミュレーションではリップサービス的な文言も浮かんでいたのだが、長広舌の癖を自覚していることと、リップサービスで場を暖めるのが難しそうという判断で、ことごとく割愛し、必要最小限にとどめる。あ、11月8日の講習会はちゃんとPRしました。
大勢の前で話すのは久々でアガりまくる。その悪影響で、スピーチを終え歌うときもブレスの入りが極めて浅くなってしまった。やっと普段に近いところまでブレスが入るようになったのがステージ後半だったような。
このフェスティバルは、各団体の単独演奏直後、それに対し名島先生が口頭で講評を述べるというスタイルで進められた。
新潟ユース合唱団にいただいた講評は以下のような感じ。
「よくいえば端正」
「反面、様々な様式の歌いわけがイマイチ(楽曲が自分の体に入りきっていないのが一因ですね。反省)。特に民謡はしっかり歌う音と抜く音との区別をしっかりしないといけない」
「ルネサンスポリフォニーを歌う際、校訂者が付けたダイナミクスにとらないよう気をつけよう(tek310氏からも練習で同じ指導を受けていたのに!)」
「『うたを うたう とき』は団創設から歌っているだけあって(スピーチでそういうことをしゃべったんです。拾っていただいて感謝)5曲の中で一番いい演奏だった」
エンディングとして公開リハーサル付き合同演奏。
名島先生の指導は十何分の短時間とは思えない濃密さだったように思う。
会場の椅子を片付け、解散。
打ち上げの宴会があったがせきは不参加。だが、マイカー移動だったので、打ち上げに出るカンターレの団員さん3名(トルヴェール仲間2名と、女声1名)を宴会場そばまで送り届け、そのまま帰宅。
第2回以降があるなら演奏者か聴衆かはともかく何らかの形でかかわりを持ち続けたい、そんな充実感のあるイベントだった。

2009/06/14の日記

2009/06/14の日記

上越文化会館 @ 上越市で行われた新潟県合唱祭に出演。
今回は男声合唱団トルヴェールと新潟ユース合唱団の2団体に参加。ステージの掛け持ちは初体験なり。
10時20分、自宅を出発。
マイカー移動。往路は長岡インターから北陸道に乗り上越インター下車。
大学院生時代の思い出の味の流れを汲む店で、つけ麺(その系統の店では「もりそば」と呼んでいる。上京せずとも味わえるのはありがたい)を食す。
昼食後、散髪。
ステージ本番当日に髪を切りセットしてもらうのは、会場入り前に時間が取れるときしかできない、ささやかな贅沢。
13時20分過ぎ、上越教育大学に到着。
そこで35分ごろから新潟ユース直前練習。
14時45分、練習が終わって事務連絡に入る間際に一人せきだけ抜け出して、会場の上越文化会館へ。
現地入りして大急ぎで着替え、14時から練習しているトルヴェールに合流し、屋外で直前練習。
そのまま直前リハーサルののち、トルヴェール本番。出演順は56団体中48団体目。
楽屋に戻って譜面を入れ替え、新潟ユース合唱団に合流。10分ほど間があると思い込んでいたが、トルヴェールの本番終了から新潟ユースの集合時間まではほとんど余裕がなかった。
直前リハーサルののち、新潟ユース本番。出演順は56団体中48団体目。
トルヴェールにいただいた講評者先生のコメントは「とるろぐ-Torvale Infomation-」の「合唱祭講評」というエントリで読めます。
新潟ユースにいただいた講評者先生のコメントは、発語についての指摘と、男声パートへのお褒め(+お叱りも少々)。
せき個人としては、どっちのステージでも、練習で積み重ねてきたものは遺憾なく発揮できたというところ。
復路は下道、国道8号線で帰宅。
柿崎から柏崎の区間、海岸と並行して走る場所がちょこちょこある。首を動かさなくても視界に入る夕暮れの海と、半開きの車窓を通してほのかに漂う潮の香りで、少しだけ本日の疲れが癒されたような気がした。
出演者・講評者先生・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。