「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。
- 「日本の絶版・未出版男声合唱曲」について下記を更新しました。
- ア行の作曲家(オ)
- 大島ミチルの項を更新
(『御誦』に加筆)
- 大島ミチルの項を更新
- ハ行の作曲家(ハ〜ヒ)
- 服部公一の項を更新
(『男』に加筆)
- 服部公一の項を更新
- マ行の作曲家(マ)
- 松下耕の項を更新
(男声合唱版『この星の上で』初演終了を反映)
- 松下耕の項を更新
- ア行の作曲家(オ)
大島ミチルの項の今回更新は、ツイッター上でのご教示および以下のやり取りに基づくものです。
@chor16seki 1年前の件で申し訳ございません。守屋涼の論文「生月島の『歌おらしょ』について」によると、立教大学グリークラブが初演団体のようなのですが。https://t.co/qAuo0UjFzn
— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) 2013, 12月 2
@scaffale_fonico 結論から書くと、ご紹介の記述には、私がこれまで目にしてきたデータと相違があるみたいです。少なくとも立教大学グリークラブ男声合唱団を『御誦』初演団体と扱うのは適切さを欠くのではと考えます。
— せき (@chor16seki) 2013, 12月 2
@scaffale_fonico 立教大学グリークラブOB男声合唱団が第4回OB六連で『御誦』を取り上げました。そのプログラムノートに《82年に現在の形式の組曲『御誦』が完成。翌83年の第32回東京六連において立教グリーが故北村先生の指揮により東京初演を果たした》とあります。
— せき (@chor16seki) 2013, 12月 2
.@scaffale_fonico メンションいただき、件の論文で紹介されている「第46回早稲田大学グリークラブ定期演奏会(1998年)プログラム」掲載の北村協一先生インタビューで『御誦』の成立過程が語られてたのを思い出しました。ただ現在手元になく詳細を確認できないのですが。
— せき (@chor16seki) 2013, 12月 2
@chor16seki 1982年の演奏記録が見つかりましたが、この時はエレクトーン版だったようです。 http://t.co/M3rjzEJBlK 現在のピアノ、パーカッション版を初演したのが立教グリーという可能性はないでしょうか。
— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) 2013, 12月 2
@scaffale_fonico 「確か新月会さんが初演団体だったように思う」と http://t.co/O90ah3Kd0E に書いたことは記憶違いではなさそうですね。ご紹介の演奏記録では打楽器奏者が3名クレジットされてるので、後にリダクションが行われたということなのでしょう。
— せき (@chor16seki) 2013, 12月 3
@scaffale_fonico 守屋くんの記す通りなら、立教男声による東京初演が現在のピアノ+パーカッション版初演にあたると解することも可能です。ただ、件の論文は間接資料であり、より直接性の高い資料(当時の演奏会パンフレット等)で確認しないと断定は難しいように思います。
— せき (@chor16seki) 2013, 12月 3
@chor16seki エレクトーン版の「御誦」については当時の『月刊エレクトーン』で記事になっている可能性があります。残念ながら、私の近くの図書館には所蔵していないようですが。
— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) 2013, 12月 3
補足すると、せきの記憶が確かならば、「第46回早稲田大学グリークラブ定期演奏会(1998年)プログラム」掲載の北村協一先生インタビューに、新月会(関西学院グリークラブOBの男声合唱団)が亀井氏の指揮で初演したという趣旨の発言があったはずです。これは安藤龍明氏が紹介している1982年の演奏記録「第19回エレクトーンフェスティバル全日本大会」と符合するので、少なくとも初演指揮者・合唱団についてはほぼ間違いないと思われます。ただ、初演が第19回エレクトーンフェスティバル全日本大会より前に行われた可能性を支持ないし棄却する傍証にも巡り合えておりません。そんなわけで、さしあたり初演者について「(?)」を付けておきます。
同様に、立教男声による東京初演よりも前にピアノ+パーカッション版での演奏(現行編成版の初演)が行われた可能性を支持ないし棄却する傍証や、電子オルガン版とピアノ版の関係を説明した資料にも巡り合えていないので、当座このへんについては本記事に備忘としてメモしておくにとどめておきます。
上記について更なる情報をお持ちの方は、お知らせくださりますようお願い申し上げます。