「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。
- 「当サイトのアクセス解析リポート」に2019年10月度のデータを追加しました。
- 「日本の絶版・未出版男声合唱曲」について下記を更新しました。
- 凡例・註釈
- 作曲者名からリンクを張っているWebサイトについて「男声合唱作品のリストが載っているサイト、もしくは作曲者と直接コンタクトが取れるサイト」と修正(「、もしくは」以後を追加)。
- ア行の作曲家(イ〜エ)
- 宇多好生の項を更新。
(「黒田節」を追加)
- 宇多好生の項を更新。
- ア行の作曲家(オ)
- おかべ・はるお(岡部治男)の項を新設、「かたつむり」を追加。
- カ行の作曲家(ク〜コ)
- 草川信の項を更新。
(岡部治男編曲「夕やけ小やけ」を追加)
- 草川信の項を更新。
- サ行の作曲家
- 杉山長谷夫の項を更新。
(岡部治男編曲「花嫁人形」を追加) - 周藤諭の項を更新。
(『空のキャンバス』絶版および『三つのマリアの歌』版元変更を反映)
- 杉山長谷夫の項を更新。
- タ行の作曲家(タ)
- 高田三郎の項を更新。
(東海メールクワィアーの公式サイト移転を反映) - 田中信昭の項を更新。
(「ねにゃもにゃ(子守歌)」を追加)
- 高田三郎の項を更新。
- タ行の作曲家(チ〜ト)
- 千原英喜の項を更新。
(「松の針」を追加)
- 千原英喜の項を更新。
- ナ行の作曲家(ナ)
- 中田喜直の項を更新。
(白鳥登志雄編曲・田中信昭補編曲「浜辺の歌」「雪の降る街を」を追加) - 成田為三の項を更新。
(野宮徹編曲「浜辺の歌」を追加)
- 中田喜直の項を更新。
- ハ行の作曲家(ハ〜ヒ)
- 東浩平の項を新設、「令和」を追加。
- 弘田龍太郎の項を更新。
(岡部治男編曲「お山のおさる」を追加)
- ハ行の作曲家(フ〜ホ)
- 船橋栄吉の項を新設、野宮徹編曲「牧場の朝」を追加。
- 法政大学アリオンコールの項を新設、「五木の子守唄」「お江戸日本橋」を追加。
- マ行の作曲家(マ)
- 松下耕の項を更新。
(東海メールクワィアーの公式サイト移転を反映、ENSEMBLE PLEIADEことプレイアード・アンサンブル東京公式サイトのリンクを外す)
- 松下耕の項を更新。
- マ行の作曲家(ミ〜モ)
- 三木稔の項を更新。
(東海メールクワィアーの公式サイト移転を反映) - 宮崎琴月の項を新設、岡部治男編曲「夕やけ小やけ」を追加。
- 森雄太の項を更新。
(「秋の花、種にあれど…」に加筆、楽譜公開場所へのリンク先を変更) - 森田花央里の項を更新。
(男声合唱版「みどりの窓」を追加)
- 三木稔の項を更新。
- ヤ行の作曲家
- 安井義雄の項を更新。
(「そうらん節」を追加) - 山田耕筰の項を更新。
(安井義雄編曲「この道」を追加) - 吉田千秋の項を更新。
(橋本剛編曲「琵琶湖周航の歌」と野宮徹編曲「琵琶湖周航の歌」を追加)
- 安井義雄の項を更新。
- ワ行の作曲家
- 若林千春の項を更新。
(『廣野の歌』全曲初演終了を反映) - 渡辺茂の項を新設、岡部治男編曲「たきび」を追加。
- 若林千春の項を更新。
- 編曲作品(童謡・唱歌、独唱曲のオムニバス)
- 上田真樹の項を更新。
(『綾なす故郷』に混声合唱版の存在を加筆)
- 上田真樹の項を更新。
- 凡例・註釈
今年6月半ば頃、作曲家・面川倫一氏による次の発言がツイッターで波紋を呼びました。
合唱に携わる方々へ
買ってくださった楽譜の売上は、出版社から詩人・作曲家にきちんと分配されていると“当然”お思いでしょう。しかしとてもずさんな会社があり、そのことで心を痛めている作曲家が少なからずいることを知ってください。→
— 面川倫一 (@norikazuomokawa) 2019年6月15日
→ そういう類の揉め事で心を擦り減らすのは正直ごめんです。そんなエネルギーは創作に費やしたい。穏便に関係を断つのが大人の対応かもしれません。でも限度を超えていると思います。このままみんなが黙っていたらまた新たに心を痛める人が必ず出てきます。それは避けたい。→
— 面川倫一 (@norikazuomokawa) 2019年6月15日
→ このことに共鳴してそれぞれにアクションを起こしてくれている合唱団や歌い手の方がいることが少なくとも私には救いです。売上の大小、知名度うんぬんで印税の支払いそのものを区別するような会社を私は信用しません。すでに大ごとだと思いますが、さらに大ごとになる前に誠実な対応を求めます。 →
— 面川倫一 (@norikazuomokawa) 2019年6月15日
→ 10代20代の作曲家の方々、これから合唱の作曲を志す方々にもどうか届きますように。このツイートは消しません。(完)
— 面川倫一 (@norikazuomokawa) 2019年6月15日
面川先生、この書き方ですといくつもの会社がちゃんとしてないとも読み取れます。
この件に関して、わたしが把握しているのは、特定の一社ですが、他にもあるとのご意見でしょうか。— 木村 龍司 (@tachan_kimura) 2019年6月16日
私の書き方が悪かったです(反省)。木村さんも把握しているまさにその特定の社に限ったことです。
— 面川倫一 (@norikazuomokawa) 2019年6月16日
面川氏のおっしゃる「とてもずさんな会社」「売上の大小、知名度うんぬんで印税の支払いそのものを区別するような会社」は実名が伏せられています。ですが、くだんの楽譜出版社についてはかねてから上記に近い内容の噂が流れていたようで(せきも小耳に挟んでおりました)、面川氏のツイート群に対してMiela Harmonijaのことをさすのだろうという反応が少なからずみられました。実際、面川氏の告発がなされたあと、同社より版権を引き上げたことを表明する作編曲家が続出したので、伏せられた実名の中身は反応どおりで間違いない可能性が極めて高いものと推定してよさそうです。
Miela Harmonijaから版権を引き上げられた楽曲の中には、三宅悠太作曲「混声合唱とピアノのための『遠きものへ──』」「無伴奏混声合唱のための『二つの「理由」』」やSEIGI作曲「アイコトバ —ア・カペラ混声四部合唱のために—」などのように改めて別の版元から楽譜が発売されたものもあります。拙サイト「日本の絶版・未出版男声合唱曲」関連だと、2019/08/12付け更新に載せた西下航平作曲「運命」「出発」『天球の調和』や、今回更新の周藤諭作曲『三つのマリアの歌』が該当します(他の編成による別バージョンも同様)。なお、周藤氏は「他の作品につきましても再版に向けて準備中です」とおっしゃっているので『空のキャンバス』楽譜の再出版にも期待したいところです。
いささか旧聞に属する感がぬぐえませんが、拙サイト「日本の絶版・未出版男声合唱曲」で取り上げた曲にかかわりがあるトピックなので遅ればせながら取り上げました。経緯をやや詳細に記したのはツイッター外でどこまで知られた話かよくわからないので念のためにです。