えちごコラリアーズが「かおるせんせ」こと坂本かおる氏をお招きして、りゅーとぴあ第5練習室で発声のレッスンを受けた。せきも参加。
出席メンバーは、Top TenorとSecond Tenorが2名ずつ、BaritoneとBassが3名ずつ。他、見学聴講にいらした女性の方々が7名ほど。
19時ごろ、坂本先生が登場。
まず、北川昇作曲「ここから始まる」を歌って団の現状をご覧いただき、見学聴講者を含む一同で腹部を触りっこしてブレスで“マヨネーズ”(ブログ「合唱って 楽しいぃ! 〜坂本かおるの実践的上達法〜」なり著書「合唱って楽しいぃ!」なりを参照)ができているかどうか確認したのち、団員のみで輪になってユニゾンや5度でロングトーンで声を出す。
続いて、個々人の発声クリニック。一人ずつが発声に感じる悩みを示し、それに対して先生が各人のクセに即した解決策+αを示していくという形で進められた。原因の種明かし・指摘は後回しにし、まず処方箋を出すのが肝とのお話。アドバイスはいちいちツボをつくもので、脇で聴いていて効果てきめん。
せき自身の症例だけ書いておく。
自分はブレスコントロールがあまり得意でないことが輪になるくだりで露見してしまっていたので、とっかかりはその対処から。まず、かかと・ふくらはぎ・尻・背中・後頭部を壁にピッタリくっつけ、体重を壁に預けた状態で立ち、呼吸。次に、その状態をキープしたままで3歩ほど前進し、同じことをやる。すると、練習前半ではどうにもブレスで腹部が使えなかったのが改善したような感じがした。この症状は他にいない様子なのにもかかわらず、団員一同が一緒になって壁にくっついていたのは、皆つくづく真面目だこと。
そのあと「ここから始まる」からひとふし。声が散る傾向を指摘され、出た処方箋は「Ga Ga Ga Ga Ga」と発声すること。確かに声のまとまりが変わったようだ。
他にいただいたご指導は、普段からのしゃべりにBassならではの声音を使おうとか、眉を上げないように歌おうとか。
もろもろ日々復習し“かおるめそっど”に対応できるようにせねば。
最後にもう一度「ここから始まる」を歌うと、レッスン最初とはかなりトーンが変化していたようだ。
レッスンそのものは21時に終わったが、そのあとサインを求めて団員・聴講者が何名も群がる。せきもご著書を購入(といっても手元に届くのは今週末の予定)。
せきは玄関先まで藤田代表と一緒に、坂本先生のおともをさせていただく。
先生や見学聴講者諸氏がお帰りになったのち、団員だけ残って、池辺晋一郎編曲「シンディーリャ」を退館時間の22時ぎりぎりまで音取り。
解散後、メンバー2名を関屋駅まで送り、帰宅。
ブレスについてお腹がうまく使えなくなっていた原因について思い当たる節を見つけたのだが、そのへんの言い訳はいずれ別記事で。