第51回新潟大学合唱団定期演奏会に引き続き、新潟大学医学部合唱団第80回演奏会を聴きに出かけてきた。この団のコンサートは2012年の第77回以来。
出演者・スタッフ、来場者の皆様、お疲れ様でした。
開演15分ちょっと前に、だいしホールへ到着。行列ができている。どうも時間が押して予定の17時半より遅れての開場となったらしい。
客席に入ったら、二人組がステージ上で「場内での飲食や撮影はやめてください。ケイタイの電話も切ってください」という趣旨のアナウンスをし、続けて注意書きを書いたスケッチブックを持ったメンバー3人ほどが客席を練り歩く。この練り歩きは休憩明けごとに行われた。隣に座っていた紳士が「そこまでしなきゃいけないなのかねえ」と嘆いておられたけど、嘆かわしいことにアナウンスしても守られない演奏会が多々あるのですよね。
緞帳が開き、フルメンバーで「わたりどり」。前回「確か大中恩作曲の」と書いて訂正がなかったからそうなんでしょう。続けて部長教授の御挨拶スピーチ。
I. アラカルトステージ
- Nearer My God To Thee
- 作詞:Sara F. Adams/作曲:Lowell Mason/作編曲:James Stevens
指揮:遠山玄理(学生:以下も同じ)/ピアノ:中里駿之介(学生:以下も同じ) - あいたくて(混声合唱アルバム『なんとなく・青空』より)
- 作詩:工藤直子/作曲:相澤直人
- 方舟(混声合唱組曲『方舟』より)
- 作詩:大岡信/作曲:木下牧子
- わが抒情詩(混声合唱のための『コスミック・エレジー』より)
- 作詩:草野心平/作曲:千原英喜
- 青い鳥 — Movie Edit Version —
- 作詞:安岡優/作曲:北山陽一/編曲:横山潤子
この手のステージにしてはチャレンジングで、スタミナが要求される選曲だが、健闘していた。
1曲目はイギリスの讃美歌が原曲だそうだが、3重唱と合唱という編成などは少々ゴスペル的な雰囲気。
4曲目は先週の立教大学グリークラブOB会懇親会でも現役が歌っていた。だいぶ広まっているようだけど、どういう経緯なんだろうか。
II. ショートステージ (1)
- 糸
- 作詩・作曲:中島みゆき
- ヘラヘラの神さま(無伴奏女声・児童合唱組曲『尾張・三河のわらべうた〈その一〉』より)
- 作曲:水野七星
無伴奏の小編成アンサンブルステージ。「糸」は男声合唱(編曲者不明)、「ヘラヘラの神さま」は女声合唱で演奏された。男声パートのメンバーに女性がひとり混じっており、彼女だけ両方で歌っていた。
III. 寺山修司の詩による6つのうた『思い出すために』
- 作詩:寺山修司/作曲:信長貴富
指揮:田原龍希(学生)/ピアノ:佐々木智美(学生)
ちょっぴーこと指揮者の田原くんは今回チケットを手配してくれた人。この曲集に対する思い入れがとても深いようで、それが歌い手たちをリードして集中力のあるステージとなっていた。
IV. ショートステージ (2)
- 歩いていこう(混声合唱:今年度で卒団するメンバー)
- 作詞・作曲:水野良樹
原曲は、いきものがかりの歌ですね。編曲者のアナウンスがなかったけど遠藤真理子さんによる混声3部版かな?
V. 「生命」を見つめて 〜新潟ゆかりの作曲家5名による新作〜
- 見舞い
- 作詩:谷川俊太郎/作曲:川崎智徳
指揮:佐藤匠(以下も同じ) - Euparitorium fortunei
- 作曲:福島諭
- 生命の春
- 作詩:やなせたかし/作曲:佐藤さおり
指揮:佐藤匠(以下も同じ)/ピアノ:斎藤愛子 - 春の臨終
- 作詩:谷川俊太郎/作曲:松崎泰治
- 時の花
- 作詞:栗田芳宏/作曲:後藤丹
演奏の前に指揮者の佐藤匠さんが壇上に上がり、作曲者の福島さん・松崎さん・後藤さんを招いて新作についてのインタビュー。
前半2曲は無伴奏、後半3曲はピアノ付き。それぞれどういう曲かは匠さんのブログを参照ください。いずれも個性豊かな素晴らしい曲ぞろい、広く演奏されるといいですね。ロビーに楽譜が展示されていて、せきも軽く見てみた。
作曲者5名のうち直接せきが存じ上げているのは、合唱団Lalariでご一緒したことがある福島さんで、終演後少しお話させていただいた。今作は福島さんにとって初めての合唱作品とのこと。この曲を指揮する匠さんが田中信昭先生っぽく見えたといえば、なんとなく雰囲気は分かっていただけるかな。県内ではまず演奏されないタイプの曲にもかかわらず、聴衆には好意的に受け入れられていた。
生命を描いた曲という匠さんの紹介に続けたアンコールは、作詩:和合亮一/作曲:信長貴富の混声合唱曲「夜明けから日暮れまで」。『思い出すために』と同じ演奏会でのアンコールは今年の東京六連と一緒だが、それも聴きに出かけていたちょっぴーくんに尋ねたところ、偶然とのこと。
クロージングソングは「神ともにいまして」。
咳止めのトローチをなめたおかげで、咳き込みは新潟大学合唱団のときよりは少なくできたかな。でも騒音でご迷惑をお掛けしました。
終演後はひとり夕食をいただいたのち、高速道で帰宅。風が強くて車が横転しそうだったのでスピードは80km/hに抑えつつ。