「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。
- 「当サイトのアクセス解析リポート」に2021年4月度のデータを追加しました。
- 「日本の絶版・未出版男声合唱曲」について下記を更新しました。
- 凡例・註釈
- 東京国際合唱機構(Edition ICOT)から販売されている楽譜の取り扱いについて記載。
- カ行の作曲家(カ〜キ)
- 加藤洋一の項を新設し、「みそはぎ」を追加。
- 木下牧子の項を更新。
(「ロマンチストの豚」無伴奏版が音楽之友社のカタログから消えたことを反映)
- タ行の作曲家(チ〜ト)
- 土田豊貴の項を更新。
(「日々あたらしく」リモート初演終了を反映)
- 土田豊貴の項を更新。
- ナ行の作曲家(ニ〜ノ)
- 新実徳英の項を更新。
(『愛のうた——光太郎・智恵子』を追加、『神楽歌2019』楽曲データを加筆)
- 新実徳英の項を更新。
- ハ行の作曲家(フ〜ホ)
- 藤澤孚の項を新設し、『ひとすじの道』を追加。
- マ行の作曲家(マ)
- 松下耕の項を更新。
(「瑠璃色の空の下で 〜江川坦庵のバラード〜」楽譜有償配布開始を反映)
- 松下耕の項を更新。
- ヤ行の作曲家
- 山田耕筰の項を更新。
(小船幸次郎編曲『耕筰童謡集』を追加) - 山下祐加の項を更新。
(『世界でいちばん孤独な歌』初演予定だった演奏会の中止を反映)
- 山田耕筰の項を更新。
- 編曲作品(童謡・唱歌、独唱曲のオムニバス)
- 小船幸次郎の項を新設し、『六つの合唱小学一年の歌』を追加。
- 凡例・註釈
東京国際合唱機構(Edition ICOT)から販売されている楽譜は流通経路が公式サイト直販のみで他の楽譜店で販売するための流通コードが付けられていないため「日本の絶版・未出版男声合唱曲」でいう「未出版」として取り扱わざるを得ません。日本人の作曲した男声合唱曲でいうと、相澤直人作曲「あしたこそ」と松下耕作曲「瑠璃色の空の下で 〜江川坦庵のバラード〜」が該当します。
加藤洋一作曲「みそはぎ」の存在と新実徳英作曲『神楽歌2019』楽曲データは、YouTubeで見つけました。
「みそはぎ」については、作曲者公式サイト「作品(歌曲)」に譜面・デモ音源へのリンクがあります。
新実徳英作曲『神楽歌2019』は、委嘱団体Ensemble Reedによる初演および第3曲再演の動画と、早稲田大学コール・フリューゲルによる再演の録音が公開されています。
土田豊貴作曲「日々あたらしく」、男声合唱版は存在するものの初演では(おそらく他の編成と合同で)合成動画のひとつに組み込まれているようで、男声合唱単体で演奏された記録は見当たりません。よって説明は作曲の経緯のみとしてあります。
木下牧子作曲「ロマンチストの豚」無伴奏版、藤澤孚作曲『ひとすじの道』、小船幸次郎編曲『耕筰童謡集』『六つの合唱小学一年の歌』は安藤龍明氏のツイートから情報をいただきました。
久々にJASRACの作品データベースを使用してみたら、興味深い作品がいくつか。
鈴木憲夫:栃木県合唱連盟歌「歌・大地に溢れて」(混声・女声・男声)
中原健二:男声合唱組曲「日記」
福永陽一郎:「男声合唱による四つの日本民謡」
藤沢孚 男声合唱組曲「ひとすじの道」— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) April 13, 2021
『マエストロ小船幸次郎』には、男声四重唱、男声合唱のための編曲作品がいくつか掲載されてました。
《六つの合唱小学一年の歌》(男声四重唱)
1.白地に赤く 2.鳩ぽっぽ 3.出た出た月が 4.牛若丸 5.お手々つないで 6.むすんでひらいて— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) April 13, 2021
《耕筰童謡集》(男声四部合唱)
ペチカ/待ちぼうけ/烏の番雀の番/すかんぽの咲く頃/砂山/あわて床屋/赤とんぼ/この道以下は黒人霊歌
みのがしたまえ/君のもとにひそかにゆかん/しずけきかわのきし/おゝヨハン以下はハワイの歌
Aloma/Hawaiian night/Blue Hawaii/Lilive/Aloha Oe— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) April 13, 2021
木下牧子 無伴奏男声合唱版の「ロマンチストの豚」のピース譜が音楽之友社のカタログからなくなっていますね。
少なくとも7年前までは手に入りました。https://t.co/hSD2Bd7bo1 pic.twitter.com/O4osyLpJ4y
— 安藤龍明/Tatsuaki Ando (@scaffale_fonico) April 18, 2021
ただ、上記の中でピックアップしていない楽曲があります。JASRACのデータベース(および、公益財団法人 サントリー芸術財団がまとめている年度別作品リスト「日本の作曲家の作品」)に載っている情報については、別ルートで傍証が確認できるものだけを「日本の絶版・未出版男声合唱曲」にピックアップするというローカルルールを当方では設けているためです。JASRACのデータベースについては、存在が公表されていないことになっている情報解禁前のデータが混じっている場合があるからです。ちなみに「日本の作曲家の作品」については編成についての誤記が散見されるからです。
藤澤孚作曲『ひとすじの道』については「温泉人(おふろうど)ライフ:『ひとすじの道』(伊藤文雄さんの“想い”、への“想い”)」という記事が見つかったので取り上げました。
栃木県合唱連盟歌「歌・大地に溢れて」については、「6/8〈日)第51回栃木県合唱祭 | 合唱大好き♪くまさんブログ」や作曲者公式サイト「HP通信9 2014年」で初演情報などが確認できるものの、男声合唱版について裏どりできなかったので今回は見送りました。作曲者公式サイト「全作品リスト」は2013年3月現在のデータなのに対し「歌・大地に溢れて」は翌年2月の初演なので記載されてないのですよね。