【本サイト更新】2022/08/07 23:25

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「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。


  • 「当サイトのアクセス解析リポート」に2022年7月度のデータを追加しました。
  • 「日本の絶版・未出版男声合唱曲」について下記を更新しました。
    • ア行の作曲家(ア)
      • 相澤直人の項を更新。
        (男声合唱版「蜜柑の木」を追加)
    • サ行の作曲家
    • ナ行の作曲家(ナ)
      • 長沢勝俊の項を更新。
        (『わらべうた』楽譜の入手法について記載)
    • ハ行の作曲家(フ〜ホ)
      • 福士則夫の項を更新。
        (「SINFONIA」初演終了を反映および初演指揮者名を修正)
      • ブン吉の項を更新。
        (名義を「安桜 ブン吉」を変更の上「ア行の作曲家(ア)」から移動)
    • マ行の作曲家(マ)
      • 松下耕の項を更新。
        (「Laudate pueri」「Laetentur coeli」を復活、「このみち」に初演データを追加、『三つの詩編』初演データに加筆訂正)
    • マ行の作曲家(ミ〜モ)
      • 三宅悠太の項を更新。
        (「素朴な琴」出版を反映)
      • 森山至貴の項を更新。
        (「Rejoicing」出版を反映)
    • ヤ行の作曲家
      • 山下 祐加の項を更新。
        (「うつろとからっぽ」を追加)

松下耕の項については、全日本合唱連盟の季刊誌「ハーモニー第201号(2022年夏号)」の特集記事「続々・日本の作曲家シリーズ7 松下 耕(その2)」→「松下耕◆合唱作品リスト(2000年以降)」を参照しました。ずっと不明として扱ってきた「このみち」男声合唱版の初演データはこちらで確認が取れました。

このリストを見て「Laudate pueri」「Laetentur coeli」の出版データが空欄になっていることに気づき、カワイ出版の公式サイトを検索したところ、この2曲を収録した「男声合唱のための Laudate pueri」のデータがなくなっていることが分かりました。該当の商品ページにアクセスしようとすると「ご指定のページは見つかりませんでした」というエラーページが表示されたのちカワイ出版公式サイトのトップページへ転送されます。残念ながら、どうも絶版になった模様です。もしかしたら別の出版社から再刊されるのかもしれませんが……。

「松下耕◆合唱作品リスト(2000年以降)」収録曲には、合唱表現研究会から発行されていた「季刊『合唱表現』」に譜面が掲載された楽曲がいくつかありますが、この点については出版データに記載されていません。かなり前に休刊だか終刊だかした季刊誌で、現時点では店頭入手が困難だからと思われます。前述の「Laudate pueri」「Laetentur coeli」の出版データが空欄になっているのも同じ事情なのでしょう。

同リストにおいて『三つの詩編』男声合唱版については備考欄に「終曲は2012年に委嘱初演」とあるだけで、終曲の委嘱初演者が曲集全曲の委嘱初演者と異なることについては記載がありません。もしかすると「日本の絶版・未出版男声合唱曲」での取り扱いがそう読めるような形になっていたのが一因かもしれないと考え、今回の更新で終曲「主は私の羊飼い 詩編23」初演データ(カワイ出版による出版譜の前書きに書いてあるため割愛していた)について記載を復活させました。

「日本の絶版・未出版男声合唱曲」では「男声合唱のための『よいしょ!』」というくくりで載せている「Sanctus-Benedictus in G」「Ave Maria」「眠れない夜に舞いつづけよう」「俵積み唄」「今年」の5曲について、「松下耕◆合唱作品リスト(2000年以降)」では「今年」が「男声合唱とピアノのための『この星の上で』」の1曲という扱いになっていて、他の4曲と切り離された扱いにされています。初演者データを見ると何となく察しが付く書き方にはなっていますが、成立経緯について予備知識がないと誤解を招くおそれもあると思います。なお「松下耕◆合唱作品リスト(2000年以降)」では「眠れない夜に舞いつづけよう」が男声4部と記されていますが、男声5部が正しいです。

ついでに「松下耕◆合唱作品リスト(2000年以降)」について私が気になったことを付記します。

「Yagi-bushi (2005 Version)」が載ってないですね。

既存の自作を他の編成にトランスクリプトしたものについてその旨の説明がないのは、間違いではないものの若干不親切ではと感じました。

『やわらかいいのち』は東京ユースクワイアによる演奏のみが初演として記されていますが、当時の作曲者のツイートによると「トリプル初演」ということで、別団体による近い時期の演奏も同格の初演としてアナウンスされていました。東京ユースクワイアによる演奏はその中で最も早い演奏です。

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