2009年08月31日付けエントリ「このブログ、ちょこちょこ手を加えてます。」での予告どおり(時期は若干遅れてしまいましたが)、『久々にまとまった量の追加』をしました。
具体的にいうと、NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部・課題曲をまとめて加えたのが最大の改訂です。
Nコン課題曲の楽譜は、基本的に当該年度しか発売されません。当該年度満了しだい増刷されなくなる(つまり絶版になる)ので、翌年度以降も楽譜店に在庫が残っていれば入手可能ですが、品切れしたらおしまいです。
ある程度のスパン・分量でまとめた合本の課題曲集が作られることもあります。でも、1994年に発売された第50回までの課題曲集は絶版、第51〜60回は課題曲集そのものが出版されず、今年7月に発売された第61〜75回の課題曲集は高校の部で出版されたのが混声と女声だけ。
組曲・曲集に収録されるなど別の形で出版されることで新たな命を得た男声の課題曲は、現時点で「海はなかった」「聞こえる」「生きる」「ある真夜中に」ぐらいのはずです。
せき自身は学生時代Nコンに出場したことがなかったので長らく気に留めずにいたんですけど、上記の残念な現状に気付き、当サイトでNコン課題曲を取り上げなかったことを悔やみました。
それに伴い「凡例・注意書き」も変更しました。
「相談ごと:《ポピュラーの曲》の扱い」でお伺いを立てた件については、そのエントリで書いたA・B・Cいずれも生かす形ということにしました。
投げかけに対し、Scaffaleさんから「何をもってポピュラー音楽とみなすか」というご意見をいただいてますが、さしあたっては《日本の合唱界において不特定の合唱団によって歌われる合唱曲として書かれたもの》へのこだわりを残す所存でおります。
Aの例に挙げた小田和正氏による合唱曲「この道を行く」は、早稲田大学グリークラブ100周年記念として書き下ろされたものですが、早稲グリ傘下でない合唱団(たとえば、男声合唱団コール・ヴァフナ)によっても取り上げられていますから、《不特定の合唱団によって歌われる》の要件は満たしているものといえそうです。