【本サイト更新】2010/07/05 01:00
「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。
- 「当サイトのアクセス解析リポート」に2010年6月度のデータを追加しました。
なお「日本の絶版・未出版男声合唱曲」の前回(2010/6/13)更新分で追加した楽曲について大半の初演が済んだはずですが、その反映は次回更新にてということで。
「合唱アンサンブル.com」の中の人のメモランダム。当ブログの記事はあくまで私的発言で、係わりある団体や組織の見解を代表するものに非ず。
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なお「日本の絶版・未出版男声合唱曲」の前回(2010/6/13)更新分で追加した楽曲について大半の初演が済んだはずですが、その反映は次回更新にてということで。
NHK学校音楽コンクール2010年度中学校の部の課題曲について書いた記事へアクセスいただく方が多いので、続編を書くことにします。
「I ♥ ×××」は「みんなのうた」との共同制作楽曲という扱いで、セルフカバー版が今年8・9月の「みんなのうた」で流れるとのこと。おそらく秋ごろにシングルカットされるのでしょう。
この記事は「I ♥ ×××」が「みんなのうた」で流れる時期に合わせて公開するつもりでしたが、いくつか思うところあって前倒ししました。
理由の一つは、この6月25日に作者・大塚愛さんがSUさん@RIP SLYMEとの入籍を発表したことです。ご結婚おめでとうございます。
今年の4月29日および5月5日にNHK総合で放映された「Nコン2010スペシャル 合唱のちから」目玉の一つとして、「I ♥ ××× (アイ・ラヴ)」の、大塚愛さんによるセルフカバー版の初公開がなされました。こんなに早い時期にセルフカバーが発表されるのは初めてじゃないでしょうか。合唱版とほぼ同時進行でセルフカバー版も作られていたようで、レコーディングの模様がちらっと映っていました。せきは5月5日の再放送で聴きました。
セルフカバー版ライブの前に、大塚さんが女声3部合唱版の練習場を訪問した模様のVTRが流れていました。合唱版を聴いた大塚さんの感想は「映画みたい。ストーリーの流れがはっきりしてる」。指揮者・大谷研二氏は大塚さんを前に「ラララの部分はゴスペルっぽくやろうか。振り付けを入れてもいいね」と言ってましたね。そして、セルフカバー版「I ♥ ×××」のライブ映像を見たスペシャルゲストのアンジェラ・アキさんいわく「今までの課題曲と違う匂いがする。きっとみんな楽しんで歌えるんじゃないかな」と。
それ以外の番組の模様については「Nコンブログ〜NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ〜」の『Nコン2010スペシャル「合唱のちから」、観ましたか?ちょこっとレビューを。』に「ちょこっと」なんてご謙遜というボリュームの詳細なリポートがあるので、本記事では割愛します。
セルフカバー版「I ♥ ×××」はオーソドックスなミディアムバラードです。「ボレロ」みたいにバックの楽器が徐々に加わってゆくことで高揚の幅が大きいアレンジになっています。後半で加わるコーラス隊に「Happy! Happy! Smileで!」と指示するあたりは大塚さんらしい演出だと思いました。
合唱版はなぜかセルフカバー版よりもポップス色の強さを感じさせます。また、単にハモり・掛け合いとピアノ伴奏を加えるのにとどまらない、上田真樹さん独自のアレンジがかなり加わっています。『最初から〜』で何度も歌詞を繰り返しながら転調するくだりが分かりやすいですね。最後にAmen終止(I – IV – I のコード進行)で「My Dream」と歌うのもセルフカバー版にはなく、これも編曲者による創意と思われます。
この曲がどんな形で編曲者のもとへ納品されたか、直接せきは存じません。ただ、大塚さんの別作品に関するインタビュー記事で『私はいつもピアノでコードを付けながら歌を入れて、それからアレンジを頼む』とあるので、今回もそんな感じで、少なくともコードネームを書き添えた歌詞カードと弾き語りデモテープが納品されたものと思われます。五線に起こした形のメロディ譜が渡されたかどうかまでは分かりません。
まだ書きたいことはあるんですが、ここまでで既に結構なボリューム。なおかつどう急いでもジューン・ブライドの6月中には全篇完成が間に合わないので、区切りのいいところまでで公開することにします。さらなる続きは今しばらくお待ちを。
2010年8月1日追記:さらなる続きを「I ♥ ×××(アイ・ラヴ)その3」として公開し、そこで楽曲が編曲者にどういう形で納品されたかについての補足を書きました。
第51回新潟県合唱祭についての記録「その1」の続きです。その1では出演者として、本記事では聴衆として書きます。
せきが拝聴したのは、東新潟中学校合唱部(この団だけロビーのスピーカーから。以降は客席にて)、女声コーラスみずばしょう、中条ふれあいコーラス、五泉市民合唱団、新潟ユース合唱団、新潟大学合唱団、女声合唱団「フェリーチェ」、レディースクワイヤJune、柏崎常盤高校合唱部、石山グリーンコーラス、しなのグリークラブ、小針中学校合唱部の計11団体です。
新発田市民文化会館ってホールの響きが合唱をカバーしてくれないらしく、発声スキル(主としてブレスの流れや声の共鳴)が客席にもろに伝わってしまうのですね。東京都内の有名どころだと、すみだトリフォニーや紀尾井ホールあたりに通じる音響特性があります。
声の飛ぶ飛ばないは人数の多い少ないとは関係ありません。レディースクワイヤJuneはオンステ人数が一桁だったと思いますが、ちゃんと声が飛んでいました。
それを痛感したので、トルヴェールの事前ウォームアップは息の流れを作ることに重点を置いたわけでした。
全体講評で清水雅彦先生が日本人特有の浅い母音について指摘していましたが、せきは特にu・ウの難しさを感じました。
この母音で面白かったのは、シルバー系団体は息の流れが滞る傾向があるのに対し、中高生は浅すぎてウムラウトっぽく聞こえる傾向があること。
中学生は2団体ともNコン課題曲「I ♥ ×××」を取り上げていましたが、歌詞で多用されている英単語『you』の発音がやたら耳につきました。日本語もだけど、英単語として書かれている歌詞はカタカナ英語であろうとも日本語以上に意識して母音を深く作ったほうがいいと思いますね。
いくつかピックアップして。
新潟ユース合唱団。せきは昨年まで参加していた団です。昨年も取り上げたパレストリーナよりも、今年初めて取り組むラッススのほうが生き生きとした演奏だったのが不思議でした。それと、男声が音符一つ一つで毎回クレッシェンド→ディミニュエンドをしているように聴こえ、乗り物酔いしたみたいに感じました。声がいまいち飛んでいなかったという印象もあるので、ブレスコントロールの問題ではないでしょうか?
新潟大学合唱団。たぶん新年度に入ってから練習した曲だと思うんですが、なかなかの仕上がりっぷり。再来月のコンクールが期待できそうです。タクトを取った学生指揮者くん、もうちょっと堂々と振る舞ったほうがいいと思いますよ。
レディースクワイヤJune。次の土曜に定期演奏会というのに別の本番とは凄いですね。指揮者がプログラムに書いてあるお名前の団員さんから変更され、帰りの車中で「指揮者変更とはトルヴェールのお株を奪われたみたい」って話が出てました。なお、箕輪久夫先生は客席にてパンフレットで顔を覆いながら聴いておられました。
柏崎常盤高校合唱部。せきが会場入りしたとき屋外で練習していた団です。今年度から指導者が替わった模様。初音ミクをほうふつとさせるストレートな音色が印象的ですね。ただ、ソプラノの高音域は声楽的にちゃんとトレーニングしたほうがよいのではと思います。今の発声アプローチを続けてると咽喉に来そう。
座席はかなり埋まってました。そのぶん、演奏が始まっても空席を求めてうろうろ動き回る方が結構いて目障りでした。ご年配の方に多かったかな。団体ごとの間が短いので演奏開始前に着席するのは難しかったのも分かりますが、演奏中は壁際に立ち目で空席を探すようにすれば移動が短時間で済むと思います。
1階席の前方・下手寄りにいた某学生団体の一同(あえて名前は伏せる)、出番というので荷物を置いたまま席を離れてました。空席を探す人が多かった状況だと、大勢で座席を長時間キープというのは非常に迷惑でした。荷物を持って移動するとか、せめて2階席の端っこみたいに人が来なさそうなところを陣取るとかしていただきたかったです。
という話を帰りの車中でしていたら、早くから会場入りしていたtree2氏いわく「午前中は子連れ客がいて、子どもが賑やかに騒いでいた」とのこと。うーむ……。
第51回新潟県合唱祭 於 新発田市民文化会館に、男声合唱団トルヴェールのメンバーとして出演。
今回は電車での移動。前日の練習に引き続き「えちごツーデーパスSP」という、JR東日本管内なら県内ほぼ全域乗り放題の切符を利用した。値段は2,500円、長岡からだと新発田まで1往復すればもう元が取れてしまう。これが土日休日限定ながらも1枚で2日間使えるのだから便利。
11時半過ぎに新津で下車し、先輩団員の車で新発田まで移動。新発田へJRで行くには新津か新潟で乗り換える必要があるのだが、この接続が悪いからと、同乗者の先輩が昨日の練習で相乗り(運転者の先輩・同乗者の先輩・せきの3名で)を奨めてくださったのだ。有難うございます。
小一時間で会場着。プログラムを受け取り、近くのコンビニで弁当を買い、同乗者の先輩と会場前で昼食を取る。
昼食後は他団体の演奏を拝聴する。感想などは稿を改めて「その2」として書きます。
15時にロビーに集合し、玄関前でウォーミングアップの声出し。音楽監督のtree2氏と唯一のTop Tenorメンバーが別団体の出番だったため、不肖せきが声出しを仕切らせていただく。木下作品におけるブレスコントロールの重要性と今回のホール特性に鑑み、ブレスを流すことや声を遠くに向けて発することに焦点を当てたメニューで。
途中、高音域の響きをスピントさせるためにTenorだけで「Se-E-E-I Sa-A-A-I」発声をする。大学グリー時代に大久保昭男先生の本番直前発声などでやっていた練習。どうも新潟県内では馴染みがないらしく戸惑われたっぽい反応。
30分ほどで声出しを終え、更衣室に移動し舞台衣装に着替える。そこで別団体で出かけていたメンバーと合流し、tree2氏から声出し用に借りていたミニキーボードを返す。
直前リハーサルののち、16時半からトルヴェール本番。
実際に舞台の上で演奏すると、アンサンブル全体の響きがあまり聞こえない点で歌いづらい。いちおう音は戻ってくるのだが歌うのと若干のタイムラグがある。そのせいで「光」で演奏が止まる危機を感じたと言っていたメンバーもいた。
せき個人は「ロマンチストの豚」では練習で試行錯誤した成果が出せたと思ったが、「光」では安全運転して表現の切り替えが不足気味だったかなという感触。まあ暴走してアンサンブル崩壊させ迷惑をかけるよりはよほどいい。
まあどうにか本番を終え、着替える。終盤の他団体演奏には間に合わず、閉会式からホールに入る。
閉会式では講評者・清水雅彦先生による総評。昨年の講習会同様、相手に気遣いながらもところどころチクリと厳しいことをおっしゃる。日本人は母音の作りが全般に平たいことを実感すべく「ニイガタのイシ」と全員で唱和する場面もあった。
閉会式後、往路と同じように先輩の車に乗せていただく。tree2氏も同乗し4名で。せきは新津駅で降ろしてもらう。
移動の車中で、演奏に対していただいた講評を聞く。趣味レベルのアンサンブルだと受け取られたのか、技術的な批評は皆無。講評の文面は「とるろぐ-Torvale Infomation-」に載ってます(講師・清水先生より、新潟県合唱連盟・F副理事長より)。興味のある方はどうぞ。
新津駅で長岡行きの電車を待つ時間に、新潟行きのSLばんえつ物語号がやってくる。到着時にはトイレで用を足していたためSLにはあまり近づけなかったが、汽笛の音のデカさと黒煙はよくわかった。
20時ごろ帰宅。
末筆ながら、出演者・講評者・スタッフ・来場者の皆様、お疲れ様でした。
17時半、男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館@新潟市中央区に出席。
練習会場備え付けの駐車場が使えないとのことで、JRで移動。時間厳守の命が出ていたのでギリギリより1本早い電車を使ったら、新潟駅に着いたのが15時55分。ラブラ万代やヤマハで買い物して時間調整。
練習参加者は、Second Tenor 1名、Baritone 2名、Bass 3名、音楽監督tree2氏の計7名。残念ながらTop TenorとSecond Tenorが1名ずつ欠席。
Bassだけ全メンバー揃ったのでまずBassの音程おさらい。
出席者が揃って、軽い声出しのあと2曲を通してみる。せきはえせTopを歌ってみたが、特に「光」がうろ覚えすぎて足を引っ張るだけだったので早々に定位置に戻る。
Top Tenor代行をtree2指揮者に引き継いで、全体で「光」音程確認。せき個人は1ページ目と3ページ目が鬼門。
続いて「ロマンチストの豚」をさらう。オペラティックで重たいということで、歌いまわしに余裕を持たせるべく、2番をsempre pp e mezza voceで通すとか、3番をsempre staccatoで通すとかいった試みの練習をする。なお、本番は普通に歌います。
続いて「光」を改めてさらう。覚書:今回取り上げた曲は緊張はあれども途中の緩和はないしブレスは休憩ではない。
最後に、ゲネプロとして「ロマンチストの豚」→「光」の順に通し、20時に撤収完了・解散。
いよいよ本番は今日(日付が変わってしまったので)新発田市民文化会館。
このブログを読んでくださっている合唱祭来場予定者のために申しあげておきます。今回のトルヴェールは、16時半ごろの出番です。プログラムに載っている曲目、すなわち当エントリに書いた曲目しか歌いません。アンコールなど用意しておりませんので悪しからず。