谷川俊太郎作詩/三宅悠太作曲「帰郷」男声合唱版の成立過程について

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昨日の拙サイト月例更新報告「【本サイト更新】2023/01/01 23:00」において、長くなるので日を改めて別記事としてまとめると予告した、谷川俊太郎作詩/三宅悠太作曲「帰郷」男声合唱版についての若干の補足事項です。


「帰郷」男声合唱版の初演は、2022年12月16日に行われた「早稲田大学コール・フリューゲル 第67回定期演奏会」で、清水敬一指揮、小田裕之ピアノ、早稲田大学コール・フリューゲル合唱というのが初演者のデータにあたります。

でもこの曲は当初花凜歌という混声合唱団が「花凜歌 第4回演奏会」のために男声合唱版を書き下ろしてもらい2021年2月に初演する予定でした。

※ 出典ツイートその1
その1:ウェブ魚拓
その1:Archive.today

※ 出典ツイートその2
その2:ウェブ魚拓
その2:Archive.today

ところが「花凜歌 第4回演奏会」は無期限延期となることが2020年11月に告知されました。

※ 出典ツイートその3
その3:ウェブ魚拓
その3:Archive.today

演奏会の無期限延期が決まった後も花凜歌は精力的に活動を続け、2022年度の全日本合唱コンクールでは全国大会に進出、銀賞獲得を果たしました。それでも第4回演奏会の振替にあたる演奏会は開催されないまま、2023年2月12日を以て5年間(予定)活動休止することがアナウンスされています。

※ 出典ツイートその4
その4:ウェブ魚拓
その4:Archive.today
※ 出典ツイートその5
その5:ウェブ魚拓
その5:Archive.today
※ 出典ツイートその6
その6:ウェブ魚拓
その6:Archive.today

つまり、花凜歌による初演が宙に浮いてしまった「帰郷」男声合唱版は、恐らく音楽之友社から2023年3月に出版される「グリークラブソングセレクション」への収録をきっかけとして清水敬一氏の指揮する早稲田大学コール・フリューゲルにより陽の目を見たという経緯みたいです。

初演が実演した演奏会に筆者は足を運んでいないため、同演奏会のパンフレットにどんな楽曲情報が記載されていたか確認せず、この記事をまとめました。


なお「帰郷」男声合唱版は当初2022年のうちに出版される計画だったようです。ピース楽譜としてなのか、「グリークラブソングセレクション」収録曲としてなのかは不明ですが。

※ 出典ツイートその7
その7:ウェブ魚拓
その7:Archive.today

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