2010/11/13の日記(その1):はじめてのぶたいかんとく
一昨日11月13日に開催された「新潟ユース合唱団2010演奏会」で
せきにとって舞台監督は未経験でノウハウの持ち合わせがなかったので、演奏会出演経験を重ねる中で見聞してきたことと、今年の夏平成22年度新潟県合唱コンクールで「進行」にかかわったときの記憶を総動員して臨みました。ただ、数々のミスをやらかしてしまい、ご迷惑をかけてすみませんでした。
「合唱アンサンブル.com」の中の人のメモランダム。当ブログの記事はあくまで私的発言で、係わりある団体や組織の見解を代表するものに非ず。
一昨日11月13日に開催された「新潟ユース合唱団2010演奏会」で
せきにとって舞台監督は未経験でノウハウの持ち合わせがなかったので、演奏会出演経験を重ねる中で見聞してきたことと、今年の夏平成22年度新潟県合唱コンクールで「進行」にかかわったときの記憶を総動員して臨みました。ただ、数々のミスをやらかしてしまい、ご迷惑をかけてすみませんでした。
久しぶりに泊まりがけで上京した。東京に出るのは一昨年5月に現役六連を聴いたとき以来。泊まりがけでとなると、2007年2月の「北村協一追悼演奏会 Love。」出演時だか、2004年5月の第3回OB六連出演時(このときが立教OB男声メンバーとして歌った、現時点では最後のステージ)だか以来。
11月4日に立教大学グリークラブの女声定期演奏会へ行くことは早くから計画していた。当初は日帰りのつもりだったが、先月初め頃、前日11月3日に耕友会コンサートがあることをツイッターで知る。幸い3日は祝日。お仕事は平日だけなので、職場に申請する休暇はどっちにしろ11月4日の1日分だけ。せっかくだからそちらも拝聴しようと、上京を1日前倒しして泊まることにした次第。
あ、先にお断りしておきます。演奏会リポートは日を改めて別記事として書きますね。 今回はそれ以外の時間をどう過ごしたかの話です。
Nコン2010こと第76回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の全国大会TV中継を、ところどころツイッターで実況しつつ視聴しました。なお、小学校の部は都合がつかず観覧断念。
技術的なチェックポイントはリズム面、特に16分音符の多用とシンコペーションでしょうね。ほか、いくつかの実演で気になったのは、ロングトーンで音程が保ちきれない団がいくつかあったのと、テンポがゆっくりになる直前「Ah」と歌うくだりでSopranoのGがしゃくって入る団があったこと。
以上の基準において、せきの耳には神奈川県清泉女学院中学校が抜群、次いで千葉県松戸市立第一中学校が高評価に聴こえました。金賞の福島県郡山市立郡山第二中学校は男声のピッチぶら下がりが散見されたんですけど、おそらく自由曲で点を稼ぎカバーしたのでしょう。
この曲は歌詞に「you」という単語がよく登場しますが、もうちょっと丁寧に歌ったほうがよかったと思います。どこも子音が飛ばなかったり母音が浅かったり。伸ばす途中でいきなり音量を落とす演奏もありましたけど、個人的には疑問です。
混声版と女声版を聴き比べたところだと、編曲者・上田真樹氏って混声よりも同声のほうが書きやすいのではという印象を持ちました。そういえば、かつて新潟ユース合唱団で「家居に」を歌った時、男声合唱で配音したほうが演奏効果が挙がるのにと思うことがしばしばでしたっけ。
演奏については、皆さん手堅く歌いこなしていたと思います。
選曲傾向が前回から大きく変わりましたね。昨年は散見された鈴木輝昭作品が今回は1団体だけ。個人的にびっくりした選曲は、熊本県山鹿市立山鹿中学校(信長貴富「くちびるに歌を: わすれなぐさ」)、福島県郡山市立郡山第二中学校(Francis Poulenc「Messe en Sol Majeur: GLORIA」)、千葉県松戸市立第一中学校(Eric Whitacre「hope, faith, life, love」、Jaakko Mantyjarvi「El Hambo」)。「El Hambo」はNコンで取り上げたこと、それ以外の3曲は中学生が取り上げたことに驚きました。
海外作品が多いのを見て、全日本合唱コンクール新潟県大会の講評で岸信介審査員が「選曲が邦人ものに偏っていると思う。もう少し海外に目を向けては?」とおっしゃったのを思い出しました。今回と逆の現象が起きてるわけで、興味深いところです。
まずは出場団体からの選抜メンバーで構成される一日限りの合唱団で、大塚愛作品から「フレンズ」を上田真樹アレンジで。選曲も編曲も素晴らしいです。この譜面が出版されたら取り上げる団体がたくさんいそう。
次いで、大塚さんが登場。山田賢治アナウンサーのインタビューにこたえたあと、弾き語りによる特別バージョン(途中でコーラス隊が加わる)で「アイ・ラヴ」を生演奏してました。個人的にはこのアレンジのほうが課題曲版よりも合唱化したときの演奏効果が高そうな感じもしましたが、上田氏による課題曲版は課題曲としての技術的ポイントがちゃんと想定されているのでこれはこれで良いとも思います。
今回は専門的な解説担当が清水敬一さん、素人目線担当が森下千里さん。TV的な役割分担はさすがです。
せきはtwitter上で3つ公開リストをこしらえています。そのうちの一つが、合唱部・合唱団に在籍した経験のある著名人リスト「talent-gassho-keikensha」。Twitterは1ツイート140字以内という制約があるので、こちらに解説をまとめてみます。
以下、五十音順に並べたつもりです。ご本人以外の関係者がツイートするアカウントを含みます。常設の合唱団に所属したことのある人だけが対象です。テレビ東京で2006年に放映された「輝け!オールスター合唱コンクール」みたいな寄せ集め企画程度という人は、とりあえず含めません。
フリーアナウンサー。テレビ東京「レディス4」司会をやってます。スター混声合唱団メンバー。
スター混声合唱団メンバー。30周年プロジェクトのアカウントで、所属事務所スタッフがツイートしておられるようです。
フリーランスのアナウンサー。スター混声合唱団メンバー。
シンガーソングライター。スター混声合唱団メンバー。
タレント。スター混声合唱団メンバー。ちなみに魚沼市出身。
俳優。ラーメン店を経営してます。スター混声合唱団メンバー。
シンガーソングライター。奈良女子大学音楽部OGでパートはセカンドソプラノだったと、かつてご本人がラジオで語っていたのを聞いた覚えがあります。
グラビアアイドル。高校時代、合唱部だったそうです。
歌手。神楽坂女声合唱団メンバー。
神楽坂女声合唱団メンバー。ファンクラブのアカウントです。ちなみに所属事務所KTmusicのツイッターアカウントもあります。
小説家。六本木男声合唱団倶楽部メンバー。
落語家。スター混声合唱団メンバー。
小説家。日本大学合唱団OBで、現在は地元の聖歌隊で歌っておられます。
俳優。スター混声合唱団メンバー。山田邦子団長と同じ事務所でのつながりかな。
ジャーナリスト。スター混声合唱団の副団長。京都大学男声合唱団OBで、現役時代は多田武彦作曲「父のいる庭」初演メンバーとして終曲「紀の国」冒頭のベース独唱を歌いました。
シドニー五輪で銀メダルを獲得した元水泳選手。スター混声合唱団メンバー。せきと同じ長岡市出身者です。
政治家。現時点では前総理大臣。六本木男声合唱団倶楽部メンバー。
フリーランスのアナウンサー。スター混声合唱団メンバー。神楽坂女声合唱団にいたこともあります。
女優。小学生〜高校生の間コーラスをやっており、高校時代は混声合唱部に所属していたとのことです。NHK全国学校音楽コンクールの課題曲お披露目番組で司会を務めたことがあります。
政治家(現在、社会民主党の党首)・弁護士。神楽坂女声合唱団メンバー。
経済ジャーナリスト、元アナウンサー(CBC→テレビ東京)。神楽坂女声合唱団メンバー。
タレント。中学時代、NHK全国学校音楽コンクールに合唱部メンバーとして出場経験があります。2008年には同コンクール全国大会の司会も務めました。
ソロユニット「レインブック」として活動する歌手。幼少時、クラウン少女合唱団のソプラノでした。
「この著名人も合唱経験者でtwitterやってるよ」という方がいらっしゃったら @chor16seki までご一報いただけると幸いです。
去る8月7日、Fさんという人から当ブログにコメントの書き込みをいただきました。合唱指揮者・伊東恵司氏を音楽監督に招聘して「えちごコラリアーズ」という男声合唱団を立ち上げるので参加してほしいという主旨でした。当ブログのパソコン版サイドバーに貼りつけているFLASH「私信受付窓口」からメール送信ができなかった(iPhoneには対応してないらしい)がゆえの書き込みだそうなので、そのコメントは公開せず、参加希望というメール返信のみで対応しました。
えちごコラリアーズには結構な注目が集まっているようです。
Fさんからのコンタクトから1週間後、ツイッターにえちごコラリアーズという男声合唱団からお誘いをいただいたと書いたところ、予想外の反響がありました。
また、「合唱道楽 歌い人」ブログに8月28日付けで公開された記事「"コラリアーズ”の名称を付した男声合唱団」で同団のことが取り上げられました。「合唱道楽 歌い人」筆者氏が知ったのはせきのツイートとは別経路だったようですが。
8月29日、新潟県コンクール当日。
裏方スタッフが舞台撤収作業前だか後だかに集まっている場に、くだんのFさん(合唱団KKYのメンバーとして出場していた)が挨拶に来ました。せきはFさんの車で新潟駅まで送っていただくことになり、車中でいろいろ話をしました。
Fさんは信州大学卒で、在学中は信州大学グリークラブと信州大学混声合唱団に在籍していました。信州大学混声合唱団では伊東恵司氏の指揮で歌ったことがあり、今回そのご縁で伊東氏をお招きしたという経緯なんだそうです。Fさんと団内指揮者・tek310さんは軽井沢合唱フェスティバル2010で伊東氏にご挨拶したとのことで、伊東氏ご自身のサイト内「リンク集」で『一般合唱団(音楽監督)』にえちごコラリアーズのサイトを加えておられます。
団を立ち上げた動機は「男声合唱を通して、新潟県の合唱界に新風を吹き込みたい」といった感じ。
レパートリーの方向性としては、なにわコラリアーズが取り上げる傾向のもののうち、古今の定番日本人作品や、客席も歌い手も楽しいエンタテインメント系を軸に考えているようです。後者の具体例としては、信州大学グリークラブが伝統的に取り上げているアニメソングの編曲ものなど。なんだか男声合唱団トルヴェールとかぶりまくりのような気がしないでもないのですが……。
伊東氏が音楽監督として団にどれだけかかわってくださるかは、実際に活動が軌道に乗ってからの判断ということみたいです。Fさんは「伊東先生は熱意にきちんと応えてくださる先生。だから自分たちはいい加減なことはできない」と言ってました。
なお、えちごコラリアーズについての質問をせき宛にいただくことがありますが、当方には答えようがないです。「えちごコラリアーズ」公式サイトの「団員募集」ページに記載のメールアドレス宛か、「メール送信フォーム」経由で、Fさんまで問い合わせいただくほうが確実と存じます。
実名で書いていた登場人物のお名前を「Fさん」表記に変えました。また、えちごコラリアーズ公式サイトとして開設されていたウェブサイトが閉鎖されたため関連する記載を抹消したり、一部のリンクを外したりしました。