カテゴリー: もろもろ

本日twitterで書き始めて70日目

本日twitterで書き始めて70日目

せきがtwitterアカウントを取得したのが今年2月5日・金曜日。それから10週間が経過しようとしてます。
twitterを舞台にしたという触れ込みの連続TVドラマがちょうど今から放映され始めたことですし、今回はtwitterネタ。

tweet(ツイート:twitterに何か投稿すること)は、しばしば「つぶやく」と呼ばれます。これはミスリーディングな訳語だと思います。
せきはtwitter界に足を踏み入れる前、twitterに対してチラシの裏に書き捨てるみたいな一方通行的な雰囲気をイメージしていたのですが、実像は先入観と違う部分の多いことが早々に分かりました。
誰かの投稿に他の人が反応したり、それが会話に発展したりという形でコミュニケーションが行われることも、ごく普通にあるのですね。

せきの投稿は、自発的なツイートも、誰かのツイートに対する反応も、当ブログに書いているのと同じ方向性の話題(合唱がらみの音楽とか、ウェブサイト管理がらみのIT話とか)が中心です。 他の人によるツイートへの反応のほうが多いかな。
自発的にツイートするものについては「本日36歳」のとおり、当ブログとtwitterとの2極分化が進んでます。すなわち、conさんのブログでいう「今日の更新」に相当するトピック(たいがい数日で消される)をtwitterに、そこそこボリュームのある文章を当ブログにという形です。
結果として、当ブログでは更新頻度が落ちていますが、そのぶん個々の記事を濃密にしたいなと思ってます。

せきがフォローしているお相手は現時点で百余名いらっしゃいますが、合唱人(「合唱クラスタ」って言うのかな)および周辺領域の人に限っています。
直接お目にかかったことがあるのはお2人ほどかな?
ネット外で実名を存じ上げている方だと、ご存じ松下耕氏とか、朝日作曲賞受賞者・堀内貴晃氏とか、今年の四女連で合同演奏を指揮する相澤直人氏(後輩がお世話になります)とか、せきが立教グリーを卒団した次の年度の東京六連で合同演奏を指揮した早稲田大学グリークラブOBの田中宏氏とか、耕友会メンバーで明治大学グリークラブOBの指揮者・三好草平氏とか、「合唱の部屋」管理人・国島丈生氏とか、旧「多田武彦データベース」初代管理人・鈴木けんぽう氏とか。ついでながら現在「多田武彦〔タダタケ〕データベース。」として引き継がれたサイトの管理人さんもおられます。

個人的な実感として比べると、ブログはいわば一国一城の主で、コメントやトラックバックというのは外からの訪問をいただくみたいな感じがします。
一方、twitterは縄張りとかシマとかいう雰囲気は薄く、自分がこの世に四十何億人いる人間のうちの1人であることをしばしば実感します。
twitterでのコミュニケーションは「つながる」と形容されることがままありますが、利用者各人が垣根なく同じ地平の上にいる感覚を前提にすると、せきにも「つながる」は実感できるような気がします。

半月以上のご無沙汰でした

半月以上のご無沙汰でした

先週末は都合がつかず、合唱団NEWSさんの演奏会に行くことがかないませんでした。不義理してすみません。
なお、Twitterでなく当ブログに書いたのは、NEWS関係者のブログから来訪される人に携帯利用者が目立つことと、ブログのほうが県内合唱人の読者層に近そうなことと、Twitterのログは(いちおう保全はしてますが)基本的に消え物だからってことの3点です。

合唱曲としての「桜の栞」

合唱曲としての「桜の栞」

本日3月3日は「女の子の節句」こと雛祭りなので、それっぽい話題。
先月17日付けでAKB48が「桜の栞」という楽曲をリリースしました。
AKB48ファンの力が大きいとはいえ、合唱の体裁を取る曲がオリコンチャート1位を獲得したというのは記憶にありません(もしかすると初かも)。
あちこちの評判を見てると、主に合唱畑どっぷりでない人から新鮮に映ってるようです。
ゴスペラーズみたいなコーラスグループを除くと、J-POPで複数名からなる集団が2声以上に分かれてハモるのって意外と少ないですからね。掛け合いや茶々入れはちょくちょくありますけど。
せきは現時点でシングルは購入してません。TVで2度ほどパフォーマンスを見ています。
第一印象は、いかにも合唱らしい楽曲に仕立てられていることにオオと思いました。
もっとも「らーのーしーおーり」と同音が連続するくだりで徐々にピッチが下がっていくあたりも、ありがち。
一般人が合唱として「桜の栞」を演奏する場合、歌パートについてはそっくりそのまま中高生のクラス合唱に使ってもよさそうな音域と雰囲気です。原曲の伴奏に弦楽器が入ってるのをどう扱うかは悩みどころかな。
もっとも、部活とかで演奏する場合は高いキーに移調しつつリアレンジを加えたほうが本格的になりそうな気がします(Twitterでそう指摘してた人がいました。せきも同意)。
確か最上声部の最高音がEだかFだかどまりで、しかもその最高音を歌うときって主旋律でなく、その上にかぶさるオブリガードなんですよね。男声合唱のバーバーショップスタイルアンサンブルでありがち。
女声合唱のSopranoはメロディバカと自嘲する人がざらで、サビで主旋律が歌えないと欲求不満がたまるのでは?
ついでに、混声合唱で歌う場合、原曲の最上声部でオブリガードになる部分をTenorに割り当てる方針で編曲すると良さそうに思われます。
どっちにしろ、CDリリースと一緒に楽譜を発売しなかったのがもったいないですね。

本日36歳

本日36歳

自分への誕生日プレゼント代わりに、twitterのアカウントを取りました。
http://x.com/chor16seki/です。
サイト本体を更新したら、つぶやきも本格始動させたいなと思ってます。
今後、このブログでは比較的ボリュームのある合唱ネタの文章、twitterでは軽めのものや合唱以外のネタで、二極化させていく方針です。

第8回新潟県アンコン 全体講評

第8回新潟県アンコン 全体講評

コンテストやコンクールについて、個々の団体がもらった講評はフィーチャーされやすいですが、表彰式で審査員の先生がおっしゃった全体講評が記録に残ることって案外少ないように思います。他山の石となるご指摘がたくさんあるんですけどね……。
そんなわけで、第8回新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストでの全体講評をここに控えておきます。
おおむね次のようなお話でした。

○片野秀俊先生より

  • 高校の部については、歌詞が不明瞭に聞こえる団体が多い。口の開け方や口型に対する勉強が足りない傾向にあるようだ。
    また、無表情に歌う人も多い。
  • 中学の部については、高校と同じく歌詞が聞き取りにくい上、何を表現しようとしているのか歌声から伝わらない。楽曲の内容まで踏み込んでいないのではないか? 表面的に譜面をなぞっているように聞こえる。
  • 中学生・高校生は、上あごや頬骨を意識して上げて歌うようにしよう。
  • アカペラの曲をピアノで音を取る際、打鍵が強すぎて合唱の雰囲気をぶち壊している団体が目につく。音取りも音楽のうち、キータッチに配慮しよう。
  • 一般の部はどこも大変よく咽喉が開いていた。ウ母音も綺麗。学生は見習ってほしい。
  • ラテン語の発音がおかしな団体があった。研究しなおして欲しい。
    また、ラテン語の抑揚(ディクションやフレージング)についても気にしてほしい。

○田中登志生先生より

  • 自分のつけた評価は片野先生のと似通っていたようで、審査の協議でもめることはまったくなく、結果は30秒で出た。
  • 中学生・高校生は、ウ母音がウムラウトみたいになる(浅くなり潰れて聞こえる)傾向がある。
  • 中学生・高校生は、入場して並ぶのがぐだぐだになる団体が目についた。フォーメーションを決める際にセンターに誰が立つかを決めておけば、上手側・下手側も簡単に立ち位置が定まる。
  • 一般の部で譜持ちの団体が多かったのは残念。アマチュア合唱団では、譜面を持っているかいないかで声の出が全く違うので、なるべく暗譜で演奏してほしい。
  • 全体的に発音が不明瞭。子音を立てるのは当然だが、母音の流れによるフレージングはもっと大事である。自分はよく化粧にたとえ「母音はベースメイク、子音はアイライン」と指導する。
  • 詩は歌詞の文字面だけでなく自分の言葉で表現しよう。音楽はもともと音だけで勝負するもの、でも声楽は言葉(歌詞)がある点でアドバンテージがある(そのアドバンテージを活用しよう)。

要約の文責は私せきが負います。