投稿者: せき
「合唱アンサンブル.com」というウェブサイトをやっている者です。

【本サイト更新】2010/05/04 21:00

【本サイト更新】2010/05/04 21:00

「合唱アンサンブル.com」サイト本体を更新しました。更新内容は次の通りです。

  • 「日本の絶版・未出版男声合唱曲」について下記を更新しました。
    • 「カ行の作曲家」について、後藤丹の項を更新しました(「寒燈集」データ追加。楽譜を拝借したtree2氏にはこの場を借りて御礼を申し上げます)。
  • 「更新履歴」へのリンク先を、当ブログの当該カテゴリに移しました。
  • 「当サイトのアクセス解析リポート」に2010年4月度のデータを追加しました。

ついでに当ブログも、カテゴリを日本語文字を使わないURLとなるように改めるなど、若干の手を加えてます。

2010年も出身団体・立教大学グリークラブに不義理ばかりとなりそう

2010年も出身団体・立教大学グリークラブに不義理ばかりとなりそう

2009年6月21日付けで「今年は出身団体・立教グリーに不義理ばかりとなりそう」というエントリを書きました。
残念ながら今年もそんな可能性が濃厚です、少なくとも前半は。

終わったコンサートだと、今年1月のOB男声合唱団によるミサ奉唱会と、去る4月29日に現役女声が出演した「第25回 四大学女声合唱連盟ジョイントコンサート」。
いずれも素晴らしい演奏だったという反響を漏れ承りました。

明日は現役男声が出る「第58回 東京六大学合唱連盟定期演奏会」がありますが、これも残念ながら都合がつけられませんでした。
『草野心平の詩から・第三』は第4曲「宇宙線驟雨のなかで」を除き実演を聴いたことがないし、橋本祥路氏をフィーチャーした合同演奏も興味があるのですが……。

6月20日の「第31回 立教大学グリーフェスティバル」に至っては、男声合唱団トルヴェールの一員として出演する「新潟県合唱祭」本番当日とバッティングしております。

その次に控えている立教グリーファミリーの演奏会は、7月3日に予定されている「東京六大学OB合唱連盟 第6回演奏会」略してOB六連。
諸々調整して久々に伺いたいと思ってますが、どうなることやら。

ともあれ、遠く離れた越後の地から、各種演奏会のご盛会をお祈り申し上げる次第です。

テキストを解釈するということ —男声版『そのひとがうたうとき』出版をきっかけに—

テキストを解釈するということ —男声版『そのひとがうたうとき』出版をきっかけに—

一昨日、カワイ出版から来月6タイトルもの男声合唱曲の新刊が発売されるという記事を書きました。

6タイトル中の1冊『そのひとがうたうとき』楽譜編集時に、表題曲について判明した新事実があるそうです。
それは、詩に出てくる「たいこ」という単語の扱い。
結論だけ書くと「従来と同じままで続ける」と決まったとのことですが、新事実が指摘されてからの判断プロセスが重要です。ぜひ作曲者・松下耕氏の公式サイト内コラム「驚きの事実」(2022年9月追記:Webサイトの全面リニューアルによりコラムがすべて抹消されたので、Web Archive上に記録されたものへリンクしています)を参照いただきたく。演奏の際に留意すべき事項も付記されており、この曲を演奏する人は混声・女声・男声問わず必読だと思います。

コラムを読み、せきが思い浮かべたのは二つのことです。

一つは、多田武彦氏が作曲した男声合唱組曲『草野心平の詩から』を連想しました。
1990年にメンネルコール広友会がこの組曲を取り上げた際、団員の深沢眞二氏が団内向け資料で「『天』で『大日輪を』の『を』がないことや『微塵』『樹木』の読み方がビジン・キギなことや『さくら散る』の始まりが『ちるちるまいおちる』なのは何故だろう」と書いたところ、それが作曲者の目に触れ、初演から30年近く経って「天」「さくら散る」に改訂が加えられることとなりました。
経緯は深沢氏の著書『なまずの孫 1ぴきめ』に詳しいです。

多田氏が改訂することを選んだのは、深沢氏の疑義を無批判に受け入れたのではなく、ご自身で詩人の意図などを再検討した上でのことです。
一方、松下氏の現状維持という判断も、詩人の意図などを考慮した上で決めたことです。
せきとしては、どちらの方針もありで、優劣を付けたり一方を否定したりすべきではないと考えます。

もう一つは、歌い手が演奏するために「詩を解釈する」ことにまつわる事象です。
詩の解釈は一意に正解が定まる性質のものではありません。作曲者が作曲するにあたっての詩への解釈は、演奏者が詩だけを読んで解釈したものとイコールとは限りません。
その端的な例が、『そのひとがうたうとき』の一件といえます。

演奏の際は「作曲者が詩をどう読んで楽曲・音の形にしたか」という観点からの分析を忘れないようにしたいものですね。

なお、木下牧子氏の公式サイト(旧)内「Q&A」コーナー『質問15 詩の解釈に重点を置くのは、合唱指導において有効なアプローチか?』『質問44 「思いをこめる」ことと「思いを伝える」ことの違い』で述べられていることも勉強になります。

男声合唱強化月間?!

男声合唱強化月間?!

Twitterで拾ったネタです。

カワイ出版さんのツイートによると「来月は男声合唱強化月間?」だそうで。
「2010年5月の新刊」へのリンクが貼られています。
ラインアップは以下の通り。

  • 信長貴富編:男)赤い鳥小鳥(北原白秋)
  • 寺嶋陸也編:男)ふじの山〜明治・大正の唱歌編曲集
  • 北川 昇: 男)シャガールと木の葉(谷川俊太郎)
  • 松下 耕: 男)そのひとがうたうとき(谷川俊太郎)
  • 木下牧子: 男)方舟【改訂版】(大岡信)
  • 大中 恩: 男)ヴェニュス生誕(堀口大學)

これだけ一度にたくさんの男声合唱作品が出版されるのは久々じゃないでしょうか。めでたい限りです。

「シャガールと木の葉」は混声合唱からのトランスクリプションと思われます。男声合唱版の存在は知りませんでした。
「ヴェニュス生誕」はNHKプリンテックスによる出版譜があり、せきは持ってます。
残り4作品は拙サイト内『日本の絶版・未出版男声合唱曲』に載ってます。

「方舟【改訂版】」は初出版ですね。改訂前のは手稿譜が受注生産扱いで市販されています。せきはトルヴェールの団員仲間と共同購入しました。

以上、発売が確認され次第『日本の絶版・未出版男声合唱曲』に反映させる予定ですが、一足先にメモしておきます。

2010/04/25の日記

2010/04/25の日記

朝10時に家を出て新潟市へ向かう。
目的は、男声合唱団トルヴェールの練習 於 りゅーとぴあ練習室1。
マイカーで移動。公共交通だと乗り継ぎが必要な場所だし、りゅーとぴあで練習する場合は練習時間内の駐車料金が無料になるし。

りゅーとぴあ館内には、4月30日・5月1日に控える「ラ・フォル・ジュルネ新潟」のポスターやチラシが随所に。

せきはいろいろ道を間違えたため20分ほど遅刻。
練習室に入ったところ、組曲「わたしはカメレオン」の市販CDを一同で聴いているところだった。
前回2月13日の練習では、6月20日の新潟県合唱祭で歌う曲が「ロマンチストの豚」だけ決まり、木下牧子作品の無伴奏もの「いつからか野に立つて」もしくは「わたしはカメレオン」よりいずれか1曲を組み合わせようというところで話が終わっていたのだ。
検討の結果、「わたしはカメレオン」収録曲は団のスキルや人数や練習スケジュールから無謀ということで見送り。
「いつからか野に立つて」より「虹」「彼」「光」のどれかに絞られ、最終的に「ロマンチストの豚」との対比を考慮して「光」に決定。

練習参加者は、Top Tenor 1名、Second Tenor 1名、Baritone 1名、Bass 2名、音楽監督tree2氏の計6名であった。

14時ごろから2時間弱「光」の音取り。
木下先生の男声合唱曲では、ホモフォニックな進行で外声パートがオクターブ移動しつつ内声パートが和音を作る(教科書的な和声ではルール違反ということになっているのだが)という動きが好んで使われている。特に「光」ではそれが多用されているので、Bassのせきにとっては音取りの手間が省ける箇所が結構あった。

残り30分ちょっと「ロマンチストの豚」おさらいで、練習終了。

練習は楽しかったが、2か月ぶりの長距離移動は正直くたびれました。