投稿者: せき
「合唱アンサンブル.com」というウェブサイトをやっている者です。

2010/02/13の日記

2010/02/13の日記

男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館(於 新潟市中央区)に参加。
アンコンを終え、次の本番となる6月の県合唱祭に向けた初練習。たぶん選曲会議になるだろうと思い、所有する無伴奏男声合唱曲の譜面をありったけバッグに詰め込んで持って行く。
いつも通りマイカーで下道・国道8号を往復。
17時半からのスタートだが15分ほど遅刻。
練習室に入ったら、一同で某音源を聞いていた。やはり読み通り選曲会議。
「こんな曲はどう?」とアイディアを出し合ったり、それに対して意見をぶつけあったりするのは、楽しいひととき。
演奏時間の都合などで、今まで練習してきた組曲「吹雪の街を」から取り上げるのは、とりあえず一旦お休みということになった。
一部にファンがいらっしゃるオチャラケ路線も、案は出たのだが、今回はなしということに。
決定したのは木下牧子作曲「ロマンチストの豚」無伴奏男声4部バージョン。
合唱祭では木下アカペラものからもう1曲やる方向で。何を選ぶかは次回の練習で話し合って決める予定。
後半30分余「ロマンチストの豚」音取り。
ちょっと早め、19時半に練習終了。出席者7名でした。

本日36歳

本日36歳

自分への誕生日プレゼント代わりに、twitterのアカウントを取りました。
http://x.com/chor16seki/です。
サイト本体を更新したら、つぶやきも本格始動させたいなと思ってます。
今後、このブログでは比較的ボリュームのある合唱ネタの文章、twitterでは軽めのものや合唱以外のネタで、二極化させていく方針です。

第8回新潟県アンコン 全体講評

第8回新潟県アンコン 全体講評

コンテストやコンクールについて、個々の団体がもらった講評はフィーチャーされやすいですが、表彰式で審査員の先生がおっしゃった全体講評が記録に残ることって案外少ないように思います。他山の石となるご指摘がたくさんあるんですけどね……。
そんなわけで、第8回新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストでの全体講評をここに控えておきます。
おおむね次のようなお話でした。

○片野秀俊先生より

  • 高校の部については、歌詞が不明瞭に聞こえる団体が多い。口の開け方や口型に対する勉強が足りない傾向にあるようだ。
    また、無表情に歌う人も多い。
  • 中学の部については、高校と同じく歌詞が聞き取りにくい上、何を表現しようとしているのか歌声から伝わらない。楽曲の内容まで踏み込んでいないのではないか? 表面的に譜面をなぞっているように聞こえる。
  • 中学生・高校生は、上あごや頬骨を意識して上げて歌うようにしよう。
  • アカペラの曲をピアノで音を取る際、打鍵が強すぎて合唱の雰囲気をぶち壊している団体が目につく。音取りも音楽のうち、キータッチに配慮しよう。
  • 一般の部はどこも大変よく咽喉が開いていた。ウ母音も綺麗。学生は見習ってほしい。
  • ラテン語の発音がおかしな団体があった。研究しなおして欲しい。
    また、ラテン語の抑揚(ディクションやフレージング)についても気にしてほしい。

○田中登志生先生より

  • 自分のつけた評価は片野先生のと似通っていたようで、審査の協議でもめることはまったくなく、結果は30秒で出た。
  • 中学生・高校生は、ウ母音がウムラウトみたいになる(浅くなり潰れて聞こえる)傾向がある。
  • 中学生・高校生は、入場して並ぶのがぐだぐだになる団体が目についた。フォーメーションを決める際にセンターに誰が立つかを決めておけば、上手側・下手側も簡単に立ち位置が定まる。
  • 一般の部で譜持ちの団体が多かったのは残念。アマチュア合唱団では、譜面を持っているかいないかで声の出が全く違うので、なるべく暗譜で演奏してほしい。
  • 全体的に発音が不明瞭。子音を立てるのは当然だが、母音の流れによるフレージングはもっと大事である。自分はよく化粧にたとえ「母音はベースメイク、子音はアイライン」と指導する。
  • 詩は歌詞の文字面だけでなく自分の言葉で表現しよう。音楽はもともと音だけで勝負するもの、でも声楽は言葉(歌詞)がある点でアドバンテージがある(そのアドバンテージを活用しよう)。

要約の文責は私せきが負います。

第8回新潟県アンコン 他団体に対する感想

第8回新潟県アンコン 他団体に対する感想

去る2010年1月24日に開催された第8回新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテスト「一般の部」の演奏を拝聴しながらメモしたことを、ちょっと整理して、僭越ながら開示します。
長文ですが何卒ご容赦を。
なお、ウムラウトやアクセントが付いたアルファベットとか、いわゆるハシゴ高とかは、携帯電話などで正しく表示されないことがあるので、略したり別の字に置き換えたりしています。

女声アンサンブルiris 〔金〕

MY BONNIE(Traditional / 松永ちづる編)
I GOT RHYTHM(George Gershwin / 松永ちづる編)

出番待ちの舞台袖で聴かせていただいた。「合唱人の優等生」的な演奏。この路線だったらリズム隊(コーラスとのバランスを考えればジャズピアノだけでも。ドラムスやウッドベースもいれば理想的だけど)とセッションするとさらに面白くなりそうな気がする。

合唱団KKY 〔銅〕

Ave Maria(松下耕)
守る(「子猫物語」より;松下耕)

曲想の変化に応じてサウンドの表情が的確に変わる。ウ母音で声が引っ込むのと、フレージングが「守る」みたいに単語・文節単位でなく「ま-も-る」みたいに1音符単位に聞こえたのが引っかかった。

合唱団Lalari 〔金〕

Corran di puro latte(Luca Marenzio)
Piagn’e sospira(Claudio Monteverdi)

いきいきしていて、いかにもイタリアのルネサンスマドリガルらしいサウンド。アルトはもっと存在感をアピールしてもよかったんじゃなかろうか。

Iride 〔銀〕

Osanna!(Henrik Colding-Jφrgensen)

うまい人たちだとは思うんだけど、今回の音色は、テクストの内容や曲想の動きとの連動が薄いように聞こえた。

カンターレ 〔銀〕

あじさいの花(「愛と慈しみと 〜6つの愛唱曲集」より;新実徳英)
時計台(「愛と慈しみと 〜6つの愛唱曲集」より;新実徳英)

歌詞を丁寧・繊細に表現しようとしていたのは感じ取れた。ヴォーカリーズなどで音が動いて和音が移ろってゆくのにつれてサウンドの色彩感や輝きが変化すると、より魅力が増すと思う。

アンサンブル ロゼ 〔金〕

月の光 その二(「月夜三唱」より;三善晃)
北の海(「三つの抒情」より;三善晃)

合唱・ピアノ、どちらも単独では素晴らしいけど、合わさったときの音量バランスがちと残念。どっちの曲も「合唱をバックにしたピアノソロ」って感じの箇所があり、合唱が高揚してフォルテ系になるところでようやくピアノと対等になったように聴こえた。

グルポ・カントール 〔銅〕

あの空へ 〜青のジャンプ(大島ミチル)

この曲は、作曲時の想定ターゲットである高校生よりも、中学生が歌うほうが持ち味が生きると感じた、そんな説得力がある演奏。姿勢がもったいない。背中が丸まり気味で、胸郭や肩に無駄な力が入っているように見えた。High-chestを心掛けて歌うと音楽の届く範囲が広がりそうな予感。

Choir Sprout 〔銅〕

Ave Maria(Vytautas Miskinis)
Cantate(Vytautas Miskinis)

審査員の片野秀俊先生が全体講評で指摘しておられたラテン語の発音は、特にこの団体で気になった。たとえば、gratiaの「ti」がツィでなくチに聞こえたり、benedictaの「c」が聞こえなかったり。ただ、全体に子音の溶解・摩耗傾向があるように聞こえたので、発音の憶え違いではないのかもしれない。声は前に飛んでるし、音色も曲想にふさわしいと思うのだが……。

アンサンブル「夕凪」 〔銀〕

合掌 ——さる(「内なる遠さ」より;高田三郎)
燃えるもの ——蜘蛛(「内なる遠さ」より;高田三郎)

クライマックスでの劇的な表現はまさしく熱演。ただ、高野+高田作品としてはストイックさ(作曲者の随想集を読むとよく分かる)が薄いように感じたし、何より語頭の子音が聞きとりにくかったのが高田作品らしくない。

合唱団YEN 〔銀〕

そらまめ(「やさしさに包まれて」より;松下耕)
ごきぶり五郎伝(「やさしさに包まれて」より;松下耕)
くちなし(「やさしさに包まれて」より;松下耕)

こっちさん(cockroachの略?)自ら書いておられるように、プログラムの中では3曲目との相性がベストだったと思う。1曲目については、譜面として初出の「季刊 合唱表現」で作曲者が添え書きしているメモが参考になるんじゃないかなあ。2曲目ではトルヴェールのお株を奪われたような感じがした。

以上に記載のない団体は当方が聴いてないということです。
せきが楽屋からホールロビーに移動したとき、アンサンブル「夕映」さんの演奏中でしたが、最後の曲だけをスピーカー越しに聴いた次第ゆえ、コメントは差し控えます。

2010/01/24の日記

2010/01/24の日記

男声合唱団トルヴェールのメンバーとして、第8回新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストに出演。

朝10時にマイカーで家を出て、いつもの国道8号を通り新潟市へ向かう。

路面には雪がまったくといっていいほどなく流れもスムーズだったので11時半過ぎには中央区に入った。

40分ほど某駐車場に車を置いて仮眠を取り、12時半過ぎに会場の付属駐車場へ到着。

本番前に13時からりゅーとぴあで1時間ほど練習。

フォーメーションは昨日1/23の練習で決めた通りとなる。

練習後、トルヴェールメンバー一同は練習室そばで1時間半ほどまったり。

引き続いてのカンターレ練習を終えたtree2さんと合流し、15時50分ぐらいに新潟市音楽文化会館へ移動、こっちさんとご挨拶。

更衣室では、一昨年度まで新潟ユース合唱団メンバーで、昨年から郷里の福島に戻っている☆くんと久々の再会。

舞台衣装に着替え、16時28分より直前リハーサル、16時40分より本番。

今回はさしたる事故もなく、練習で積み上げたものは遺憾なく音にできたように思う。舞台上では、練習のときより両隣の声が聞きやすかったかな。その代わりアンサンブル全体のサウンドは練習時よりも把握しづらかったような印象。

成績は銅賞。審査員の先生からの講評などは「とるろぐ-Torvale Infomation-」に掲載されるはずなので、とりあえず割愛。

楽屋に戻り、元の服に着替え、客席で一般団体の演奏を拝聴する。せきの感想などは日を改めて書かせていただきたく存じます。

表彰式も最後まで見て、いただいた講評をtree2さんから見せてもらい、新潟駅前で慰労会を開くという皆さんと別れ、19時半に新潟市音楽文化会館をあとにする。

(業務連絡:駐車券は表彰式前に客席で受け取りました)
昭和大橋を渡り終えてすぐの交差点で、さっき別れた、慰労会へ行く車の隣になった。手を振ったのだが気づいてくれただろうか。

往路と同じ道を通り、21時50分に帰宅。