2011/01/12の日記(その1):えちごコラリアーズ練習
伊東恵司音楽監督を初めて迎えた、えちごコラリアーズ練習に参加。とても濃密なレッスンでした。
そのときの模様を綴ってみます。メモは控えず記憶だけで書くので、遺漏や間違いが混ざっているかもしれません。また、伊東音楽監督は京ことばで話しておられましたが、ここでは共通語に変換してます。
「合唱アンサンブル.com」の中の人のメモランダム。当ブログの記事はあくまで私的発言で、係わりある団体や組織の見解を代表するものに非ず。
伊東恵司音楽監督を初めて迎えた、えちごコラリアーズ練習に参加。とても濃密なレッスンでした。
そのときの模様を綴ってみます。メモは控えず記憶だけで書くので、遺漏や間違いが混ざっているかもしれません。また、伊東音楽監督は京ことばで話しておられましたが、ここでは共通語に変換してます。
昼間のトルヴェール練習に引き続き、えちごコラリアーズ練習 於 新潟市西地区公民館に出席。
えちごコラリアーズWebサイトの練習日程には「時間:17:00〜21:00」と記されていたので、万代市民会館から大急ぎで移動し、17時20分ぐらいに現地到着。
練習室に近づくとピアノに合わせて歌う声が聞こえる。心の中で遅刻を気にしつつ部屋に入ると、大学生メンバー4名ほどがピアノを囲んで練習曲の音をおさらいしている。彼らがやってるのは事前の自主練習で、本編開始は例によって18時からということだったらしい。
自主練組に少しばかり混ざって歌ったのち、同じフロアの別室で練習する合唱団NEWSのところへ顔を出してみた。その場にいたメンバー(女声5名)で知り合いは、conさんと、途中から来た指揮者こっちさんぐらいだったのだが、なぜか他の皆さんも私のことをご存じ。怪訝に思っていたら「せきさんって第1回にいがたコーラスアンサンブルフェスティバルでしゃべってたよね(このイベントにはNEWSさんも出演していたのでした)」「conさんのブログに書き込みしてるイメージ」との話が出て納得。あ、お茶ごちそうさまでした。
そんなわけで練習の本編。
出席者は、指揮者tek310さんと、Top Tenor 2名、Second Tenor 1名、Baritone 4名、Bass 3名だったはず。
練習前半は「Bushes and Briars」を丁寧に。指示された内容は、和音をはめることを意識しつつ、声を体から遠く離したポイントで響かせつつ、横の流れも重視しつつといった感じ。
後半1時間ほどで「八木節」練習。他パートとの絡みやダイナミクス変化などに対する指示の割合が高くなってきたような気がする。
21時半に解散。次回1月12日は伊東恵司先生レッスンということで、名札を用意するようにとの連絡が藤田代表からある。
tek310指揮者は「Bushes and Briars」の練習中しきりに「地味なことを繰り返してるけど基本だから」みたいなことを言っていた。
帰宅後ご本人のブログ記事「今年初練習」を読み、練習内容とのリンクを思い起こす。えちごコラリアーズには福島県の高校で男声合唱を経験したというメンバーが結構たくさんいるのだ。
せきの出身団体・立教大学グリークラブも、わが現役当時は男声だけでオンステメンバー40名前後だったから、新潟県内では10〜20名の一般合唱団が大半を占めることを基準に比べると『人数が多い学校』ではある。北村協一先生からは現役時代しばしば「オンステメンバーは50名以上を!」と叱咤されていたのだが。
18時からえちごコラリアーズ練習 於 新潟市西地区公民館に出席。tek310指揮者のスケジュール調整がつかなかったため、自主練習として開催された。
せきは17時半過ぎに到着。一人きりで他のメンバーが来るのを待っていたら、同じフロアの別室での合唱団NEWS練習に来ていたconさんがちらっと覗きに来て挨拶していった。
今回の進行役は、新潟大学合唱団OBの牟禮氏。現役時代に学生指揮者を務めたということで藤田代表から指名されたらしい。せきとは新潟ユース合唱団や男声合唱団トルヴェールでBass仲間である。
練習参加者は、牟禮氏と、Top Tenorが1名、Second Tenorが1名、Baritoneが2名、Bassがせき含め3名、計8名。
発声ののち、牟禮氏が録音していた前回の練習での「八木節」演奏を聴き、未だ音がちゃんと取れてない箇所が多々残っていることを一同で痛感。せき個人は、スキャットが音量的に民謡パートを消してしまっていることが気になったが、自分の歌う音にいっぱいいっぱいで他パートとアンサンブルする余裕がないせいであろうと察して口に出さず。
そんなわけで、練習の大半は「八木節」音程確認に費やされた。途中、Baritoneが一人ずつ歌わされる場面があり、そこで牟禮氏が彼らにヘディング発声法を指南していた。
後半4分の1ぐらいで「Bushes and Briars」練習。せきはこの歌詞のIPA発音記号表および発音のヒント(主に立教グリー時代に教わったこと・経験したことに基づく)をプリントにまとめ配布したが、どこまで皆さんの役に立ててもらえるやら。
練習は21時20分ごろ終了。マイカーで下道を往復、家に着いたのは23時半ぐらい。帰り道は旧白根市エリアが大風と吹雪で運転に難儀した。
昼間のトルヴェール練習に引き続き、18時からえちごコラリアーズ練習 於 新潟市西地区公民館に出席。
前半は「Bushes and Briars」練習で、指揮者のtek310氏が振りながら出席者のいないSecond Tenorパートを歌った。指導は、縦の響き(倚音など)や、拍節に沿ったディクションに対するものが中心。
今回の初参加は2名。新潟大学合唱団現役のTop Tenor(せきとはツイッターでやりとりしたことがある)と、同団OBのBass。
最年長のTenorメンバーから「気付いたことはメンバー同士でも練習中にどんどん指摘し合おう」という投げかけがなされる。たとえば、Baritoneが「Bushes and Briars」高音域で逃げた声になる点を他パートのメンバーが指摘し、せきも「支えが抜けるのが原因」という補足を申し上げた(実は支えだけでなくチェンジの問題もあるのでは思うのだが説明に手間取りそうな気がして今回は言わず)。Bassへは「パート内で聴きあってピッチやトーンを一本化しよう」というご指摘をいただく。この大先輩は非常に勉強熱心なお方で、ご自身がTokyo Cantatの参加した折の体験を例に挙げてのご指摘だった。
後半「八木節」で練習したのは、民謡部分の歌い回しや、dah dah隊(とtek310氏が呼ぶ箇所)のリズム確認や、音量・テンポの変化など。最後、そろそろ音の確認段階から卒業したいとのお話。
間もなく立て続けに大学合唱団の定期演奏会があるということで、出席者の団員さんから演奏会告知がなされた。tek310氏も本番ラッシュのため12月練習予定の調整が難しく、もしかすると来月は自主練習という形になるかもしれないようだ。
前日の新潟ユース合唱団2010演奏会で舞台監督の仕事をし、21時から24時半まで駅前の店で開かれた打ち上げに参加させていただく。最後まで居たのは、駅の近くにホテルを取っていたから。ホテルを取っていたのは、翌14日は朝から同じ新潟市内でえちごコラリアーズの練習が予定されていて、長岡の自宅まで往復するよりも新潟市内に泊まったほうが疲労が少なそうだったから。
そのホテルで朝ご飯を食べていたら、昨日の出演者のおひとりが来て、相席で食事。彼は糸魚川在住のテノールで、えちごコラリアーズの練習出席などの目的で同じホテルに投宿したとのこと。
朝9時過ぎにチェックアウトし、朝10時からのえちごコラリアーズ練習 於 新潟市坂井輪地区公民館@新潟市西区に向かう。実は当初9時スタートという話だったのだが、演奏会本番翌日だからと開始が1時間遅くなった。にもかかわらず練習参加者はtek310指揮者・藤田代表をはじめ、昨日の演奏会に出演した人が半分以上。みんな歌好きというか元気だなあというか(人のこと言えぬ)。
初参加が2名いらっしゃることもあり、全体に音の確認に重点を置いた練習だった。
午前の部は「Bushes and Briars」を、概ねラ唱で、声部交錯に注意しつつ、縦のハーモニーの精度を高める方向で練習。BassのせきにとってはTop Tenorとの10度平行がいっぱい出てくるのが気持ちいい曲。あと、練習参加回数の割に歌詞が頭に入ってないような気がして極私的な危機感。
昼食は一同で練習場所近くのファミレスにて。ここで、還暦を経た初参加者のお一方とかなり喋る。この先輩は現在tek310氏が指導する合唱団のメンバーで、法政大学アカデミー合唱団出身、現役部員時代はテノールのパートリーダーだったため大久保昭男先生の個人レッスンを受けたとのこと。大久保先生からはせきの出身団体もご指導をいただいており、接点を見つけたことでオオと思った。
午後の部は13時半から「八木節」。駆け足でさらう。とにかくパターンの違いを体に覚えさせなきゃ。
15時過ぎに練習終了。せきは下道で国道116号線を運転して帰宅。合唱漬けの2日間、お疲れ様でした。