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2010/10/09の日記

2010/10/09の日記

17時半より、男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館@新潟市中央区に出席。今回はいつもの音楽練習室(5階)でなく、視聴覚室(3階)。使用料が安価な代わりに鍵盤楽器の備え付けがなく、音楽監督tree2氏がミニMIDIキーボードを持ってきて練習していたのだが、キーが小さいし音量が出ないしで弾きづらそうだった。

練習曲は「いつから野に立って」より「虹」「光」。せき以外の出席者は、Top Tenor 1名、Second Tenor 1名、Baritone 2名、Bass 1名、tree2氏、以上計6名。Top Tenorメンバーは「虹」初体験ゆえの音取りモードということもあり、今回せきは主にTop Tenorパートの助太刀で歌った。といっても本職Bassのせきはブリリアンテにスピントした声なんて及びもつかず、ただ頭声にもっていくのが精いっぱい。

発声練習に続けて、2度・3度・5度の音型を取る練習(粟飯原栄子氏の著書「悩める合唱指揮者のための手引き」から拝借したものらしい)。耳で聞いてなぞる方式で進められる。一同苦戦。この練習、階名をイメージして歌えるようになると、とっかかり易くなるんだろうな。

本編の練習は「虹」音取りのおさらいが大半。手こずったが、むしろ前回の練習が好調すぎたのかもという感じがしなくもない。具体的な状況はtree2氏のブログにある通りなので、興味のある方はお手数ですがそちらをご覧いただければと。なお「光」は最後になぞった程度。

練習終了は20時過ぎ。せきはBaritoneの藤田氏と新潟駅前のサイゼリアで駄弁りながら夕食。気づいたら22時を回っており、新幹線の最終に飛び乗って帰宅。

2010/09/25の日記(その1):トルヴェール練習篇

2010/09/25の日記(その1):トルヴェール練習篇

13時より、男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館@新潟市中央区に出席。
マイカーにて、久々に高速道に乗っての移動。前の用事が長引いて昼食が取れず、会場入り前に近所のコンビニに駆け込んでおむすびを調達。そのぶん数分遅刻してしまった。

部屋に入る折、つい「たくさんいる……」と声を漏らしてしまう。そこでは、見学に来たというえちごコラリアーズ創設者の藤田氏に、音楽監督tree2氏がトルヴェールの現状を説明していた。

出席者は、Top Tenor 1名、Second Tenor 1名、Baritone 1名、Bass 2名、音楽監督tree2氏、藤田氏の計7名。

tree2氏の話に続き、藤田氏がえちごコラリアーズの活動計画について熱弁をふるうが、それを聞く先輩メンバー諸氏は警戒心の解けない面持ち。まあ、相手は活動の方向性がかぶりまくる団で、しかも伊東恵司氏というビッグネームを音楽監督に仰ぐ以上、飲み込まれるか共倒れするかという可能性も想像に難くないわけで……。

ひとしきり話し合いののち、来年1月に控えるアンサンブルコンテストの曲決め。試しに、合唱祭でやった「ロマンチストの豚」「光(組曲『いつからか野に立つて』第4曲)」を歌ってみる。「ロマンチストの豚」は予想外に傷が多く、「光」は思っていたよりは傷が少なかった。結果「光」を残すことに。

次いで、組曲『いつからか野に立つて』第1曲「虹」の音取り。音がぶつかりまくる難曲だが、当初危惧したよりは通して歌うことができた。ということで「虹」採用と決まる。

「虹」音取りでは一応全パートをさらってみた。せきの印象は、Top Tenorはほぼ主旋律でおいしい。Baritoneも意外と素直。一番やりにくいのがSecond Tenorだと思った。Bassは主旋律と7度や9度で当たる音が多いことに慣れれば大丈夫。もっとも、せきについては合唱祭に向けての練習に向かう車中で毎回なにわコラリアーズの演奏する『いつからか野に立つて』音源をリピートさせていたので耳からの予備知識があったことが大きい。

練習終了は17時ちょっと前。せきを含む3名はえちごコラリアーズ練習に移動した。他4名は駅近辺で杯を傾けていた模様。

そうそう。藤田氏はBaritoneとしてトルヴェールに加わることとなった。

木下牧子氏の男声合唱作品 — その1 —

木下牧子氏の男声合唱作品 — その1 —

2010年6月時点で、木下牧子氏が世に出した男声合唱曲は16作品あります。ご本人の公式サイトに全作品がリストアップされていますが、旧サイト(2008年12月31日まで)現サイト(2009年1月1日より)の2つに情報がまたがっているので、ここに男声合唱曲だけ抜き出した一覧をまとめておきます。

  • 男声合唱組曲「ティオの夜の旅」(1986;2001改訂)ピアノ
  • 男声合唱組曲「Enfance Finie」(1987)ピアノ
  • 男声合唱組曲「方舟」(1987;2010改訂)ピアノ
  • 男声合唱組曲「真夜中」(1991)ピアノ
  • 無伴奏男声合唱曲集「恋のない日」(1994)無伴奏
  • めばえ(1997)無伴奏
  • ロマンチストの豚(2001)無伴奏
  • なぎさの地球(2002)ピアノ
  • 無伴奏男声合唱組曲「いつからか野に立つて」(2004)無伴奏
  • 男声合唱曲集「地平線のかなたへ」(2004)ピアノ
  • 夢みたものは(2004)無伴奏
  • 鴎(2006)無伴奏
  • 無伴奏男声合唱組曲「わたしはカメレオン」(2006)無伴奏
  • 男声合唱組曲「朝の頌歌」(2007)ピアノ
  • わたしは月にはいかないだろう(2007)ピアノ
  • 男声合唱組曲「光る刻」(2008)ピアノ

「ティオの夜の旅」「方舟」「地平線のかなたへ」「夢みたものは」「鴎」「わたしは月にはいかないだろう」「光る刻」は混声合唱からのトランスクリプション、「ロマンチストの豚」はピアノ付き同声2部合唱からの編曲です。

ただし、曲集「地平線のかなたへ」に収録されている「サッカーによせて」だけ男声合唱がオリジナルです。初演1988年。「地平線のかなたへ」全曲を男声版に編曲する際「サッカーによせて」に改訂が施されています。旧版の楽譜は「恋のない日」に併録されているので、お持ちの方は両者の譜面を見比べると興味深いと思います。


木下氏の男声合唱作品で未出版なのは「鴎」「わたしは月にはいかないだろう」の2曲です。出版率の高さは驚くべし。

NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲として書かれた「めばえ」「なぎさの地球」は絶版です。混声版・女声版は昨年7月に出版された『NHK全国学校音楽コンクール課題曲集 高校の部 第61回〜第75回』に収録されているのですが、なぜか男声版だけ出版されずじまいのため、現時点で譜面を入手する正当な方法は作曲者に問い合わせるしかありません。

「夢みたものは」は、カワイ出版『リーダーシャッツ21 男声合唱篇』および『コーラスで贈る 男声合唱のための「ウェディングセレクション」』に収録されています。

版元で受注生産扱いになっている作品の存在はこのご時世ならではでしょう。
当初から受注生産扱いで発売されたのは「ティオの夜の旅」「ロマンチストの豚」および「方舟(旧版)」、ある時期から受注生産扱いに切り替わったのは「Enfance finie」「真夜中」「恋のない日」。

「方舟」改訂版では受注生産の縛りがなくなりました。そのへんの話は、当ブログ『男声合唱強化月間?!』でちょこっと触れています。ありがたい話ですが、売れ行き次第では受注生産に戻る可能性もあるので、なるべく出版譜はコピーするのでなく買いましょうね。

なお、楽譜入手のハードルが高い「鴎」「めばえ」「ロマンチストの豚」あたり、出版予定と言われ続けて数年たつ「アカペラコーラスコレクション」男声版が上梓されたら収録されるような気がします。


女声合唱・混声合唱には、打楽器や吹奏楽や管弦楽やオルガンなどと共演する作品もあるものの、男声合唱のために書かれた作品としての編成は無伴奏とピアノの2種類だけです。

もっとも、「鴎」は管弦楽(1管・2管の2バージョン)やオルガン、「春に」(『地平線のかなたへ』第1曲)には吹奏楽の伴奏パートが存在します。初演はいずれも混声合唱との共演。女声合唱や男声合唱との共演も可能なようです。

「夢みたものは……」と「鴎」はピアノ+独唱のバージョンもあります。このピアノパートが合唱と共演可能かどうかは存じません。まあ多分ダメかなと思います。

2010/06/05の日記

2010/06/05の日記

17時半、男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館@新潟市中央区に出席。
今日もマイカーにて下道で移動。ちょうど白根大凧合戦と見附今町・長岡中之島大凧合戦の期間中で、国道8号沿いには至る所に凧のディスプレイ。帰り道は花火が何発も揚がっていた。

練習参加者は、Top Tenor 1名、Second Tenor 2名、Baritone 1名、Bass 1名、音楽監督tree2氏の計6名。

前半は「ロマンチストの豚」練習。去年パパになったメンバーが2名ほどいることもあり、tree2氏から「重たい。歌いあげるのではなく、絵本を読み聞かせるように」と指示。
この曲は中学生でも歌えるほど音域が狭く、Bassの最低音は変ろ音(B♭2:ヘ音譜の第2線)と高めなのが、軽いトーンで歌う助けとなっている感じ。

後半1時間強「光」。何度も歌ってると激しく体力を消耗する曲。
『ぎらぎら』は『キラキラ』に聞こえてしまいやすいようで、発音・発語に工夫が要るようだ。
せきは「ロマンチストの豚」で抑制したものを対比的に表に出そうとして試行錯誤中だが、なかなか加減が難しく、暴走スイッチが時々onになってしまう。あと、1ページ目の音が個人的な鬼門ですね。

最後に、本番通りの順序「ロマンチストの豚」→「光」で通し演奏して、20時ちょっと前に終了。

次の練習は6月13日の予定。

2010/05/22の日記

2010/05/22の日記

17時半〜20時、男声合唱団トルヴェールの練習 於 万代市民会館@新潟市中央区に出席。
例によってマイカーにて下道で移動。いつもとの違いは、帰り道に旧白根の市街地で外食したことぐらい。

練習参加者は、Top Tenor 1名、Second Tenor 1名、Baritone 2名、Bass 3名、音楽監督tree2氏の計8名。
6月20日の新潟県合唱祭に乗るメンバーは上記にSecond Tenorが1名増える予定。
来月の練習日を決めるため一同のスケジュール確認。今後これだけの出席率は6月20日の本番までなさそう。
※ トルヴェールは、メンバーに当月もしくは翌月の予定をアンケート調査し、空きと答えた人の多い日を練習日とする方式をとっております。

Top Tenorのメンバーは病み上がりで咽喉が快復しきっていない様子。
今年のゴールデンウィーク前後は咽喉をやられる風邪が流行ったのだろうか? そのあたりの時期、松下耕氏と三好草平氏が同じ症状に悩まされたとTwitter上で伺ったもので(お二方とも今は快復しておられるようだが)。

歌った中身は「光」も「ロマンチストの豚」も初体験の人がいらっしゃったので、その音取りからスタート。
「光」は練習初期段階ということでゆっくりのテンポで歌っていたが、練習3回目にしてようやく譜面に指定された通りの速度(4分音符=144)で通してみる。難儀に感じた部分もあったが、速くなったぶん一息のブレスで歌いとおせるフレーズが長くなったのは救い。
「ロマンチストの豚」、『心はひどくて』にならぬようにと、冗談交じりの戒め。

本番は「ロマンチストの豚」→「光」の順で演奏する予定。
音色を切り替え曲想にふさわしく使い分けようとのこと。

次の練習は6月5日の予定。